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2021.03.26

トタン屋根から雨漏り!修理にかかる費用と修理方法を解説!

  • 屋根点検
トタン屋根から雨漏り!修理にかかる費用と修理方法を解説!

少し前に建てられた建物は、瓦の他にトタン屋根を使用している建物が多くありますが、時間が経つと経年劣化から雨漏りやサビ、白アリの被害が増え、修理や葺き替えが必要になります。

トタン屋根の損傷を放っておくと、家財道具などが破損してしまう可能性もあります。トタン屋根の修理方法は損傷の状態によって異なり、大きく分けて4つあります。

この記事では、トタン屋根の劣化状態から必要な修理方法や費用を解説します。後半では雨漏りの応急処置方法なども紹介するので是非参考にしてください。

 

まずは知っておきたいトタン屋根について

トタン屋根というと、古い建物にある波状の金属屋根というイメージを持つ人が多いと思います。しかし最近では、同じくらいの費用で耐久性のあるガルバリウムという素材が主流になり、トタン屋根を新しく施工することはほぼありません。

そこで、トタン屋根の修理や葺き替えを考えている方に向けて、トタン屋根の特徴やガルバリウムとの違い、メリットやデメリットを紹介します。

 

トタンとは?ガルバリウムとの違い

トタンとは、鋼板を亜鉛でメッキ加工したものです。波上の板や平らな板で構成され、雨漏りに強い事から屋根の建材として使用されています。蒸気機関車が走る沿線に建つ家の屋根に、不燃性材料として普及され、1906年~1982年の間に製造されました。

一方ガルバリウムは、トタンよりも耐用年数が20~30年と長く、現代の金属屋根では主流の建材です。鋼板に亜鉛メッキ、アルミニウムやシリコンなどを加えて加工した錆に強い屋根材。トタンとガルバリウムを見分けることはほぼ不可能なため、製造年から判断することが多いです。

 

トタンのメリット

トタンのメリットは、初期費用が安くて軽いことです。多くの方が手に取りやすい建材です。しかし近年では、「ガルバリウム」や「エスジーエル」など、トタンよりも優れた屋根材の誕生から、優位性が低くなり、屋根材として製造されていません。

 

トタンのデメリット

トタンのデメリットは、新しい屋根材に比べると耐久性が弱く5年に1回程度のメンテナンスが必要になり、修理を重ねた場合に維持費がかかることです。他に、夏は熱を溜め込み、室内が熱くなる事や雨音がうるさい。などが上げられます。

しかし、断熱材や遮音性のある素材を組み合わせる事で改善も可能です。

 

トタン屋根の雨漏りを修理しないとどうなる?

トタン屋根の雨漏りを修理せずにいると、建物の耐久性や耐震性、住む人の健康にも悪影響を及ぼします。そこで起こりうることを3つ紹介します。

・構造材の腐食
・家財道具の破損
・カビやシミの原因

それぞれについて解説します。

 

1.構造材の腐食

トタン屋根が雨漏りすると、天井裏や壁などの構造材に雨水が侵入します。濡れたまま放っておくと、木造なら腐食、鉄骨材であればサビることも。腐食やサビは、構造材をもろくし、建物の強度を弱らせます。

特に、大地震が来たとき、腐食やサビが原因で倒壊するケースも少なくありません。

また木造の雨漏りは、白アリの発生に繫がり、建物の劣化を一気に加速させます。

 

2.家財道具の破損

トタン屋根の雨漏りが構造を侵食し、天井や壁から雨水が溢れだした場合、その下に家具や家電があると使い物にならなくなる場合があります。特に洋服ダンスやソファ、テレビやパソコンなど、デリケートなものは修理不可なケースも多いです。小さな雨漏りから大きな損害になる場合があるのです。

 

3.カビやシミの原因にも

トタン屋根の雨漏りが酷くなると、構造材を超えて壁や天井にシミをつくり、部屋の内部に侵入します。棚やタンスなどの裏側だと、気づかないうちにカビやシミが広がることがあります。特にカビは、アレルギーや感染症、中毒を引き起こし人体の健康に悪影響を及ぼすので注意が必要です。

 

トタン屋根修理の4つの方法とそれぞれの費用相場

トタン屋根の修理方法は主に4つあります。

・塗り替え
・カバー工法
・部分葺き替え
・葺き替え工法

それぞれの費用や内訳、耐用年数を解説します。一番最適な方法を見つけてください。

 

1.塗り替え

塗り替えは、トタン屋根の施工から8~13年経過したタイミングで行なうのがベスト。トタン屋根全体にサビや色褪せが目立つ場合に最適な修理方法です。穴あきや深い傷などの損傷がない場合は、サビの除去と塗装を塗りなおして強度を保ちます。

塗り替えにかかる費用は、30坪住宅で35~52万円程。50坪で56~73万円程度かかります。内訳は、足場や高所作業車、クリーニングなどの有無で大きく変わるので注意が必要です。作業日数は1週間~2週間が目安です。

塗り替えをした場合の耐用年数は、シリコン樹脂で8~12年、フッ素樹脂や光触媒塗料で15~20年です。シリコン樹脂は費用と耐用年数のバランスが良く、メジャーな塗料。その他、太陽光に反応し、自己洗浄効果のある光触媒塗料もおすすめです。

 

2.カバー工法

カバー工法は、重ね葺きとも言われ、既存のトタン屋根の上から新しい下地と屋根材を被せる修理方法です。建物にアスベストを含んでいる場合や、撤去費用を抑えたい場合に選ばれる工法です。内訳は、足場、下地処理、屋根材、板金加工代で、費用は、30坪住宅で80~140万程度で、作業日数は5~10日前後と早く終わります。

トタン屋根のカバー工法で使用されるのは、主にガルバリウム鋼板。見た目はトタンと変わりありませんが、強度は優れています。しかし、カバー工法は古い部分をカバーするだけで、内部の傷んだ箇所を治すわけではありません。全体的に経年劣化している屋根や雨漏りが進んでいる屋根には不向きです。

 

3.部分葺き替え

部分葺き替えは、部分的な屋根材を交換して修理する工法です。トタンの一部がサビている場合や一部の剥がれなど、軽度な場合におすすめです。内訳は基本工賃、張替え、板金加工代で、費用は5~10万円程とかなり抑えられます。

しかし、屋根の勾配がきつく高さのある場合は、足場の費用が10~20万円程かかるため、確認することが大事です。

 

4.葺き替え工法

葺き替え工法は、劣化したトタンを全て撤去して、既存の下地の上に新しい屋根材を張る工法です。ガルバリウムやエスジーエルなどの耐久性に優れた屋根材に変えられるため、おすすめです。

しかし、全体を変えるとなると、修理工法の中では一番費用がかかります。内訳は、トタン屋根の撤去、下地処理、新しい屋根材、既存の下地や軒が劣化している場合には板金加工や補強材も必要になります。30坪住宅でガルバリウム鋼板の場合、100~140万円前後掛かります。

 

トタン屋根の耐用年数と葺き替えの目安

トタン屋根は何年くらい持つのか、修理や葺き替えの時期は、損傷がない限り、見た目では分かりづらいと思います。そこで目安になる年数や、修理と葺き替えどちらを選ぶのがおすすめかについて解説します。

 

トタン屋根の耐用年数

トタン屋根の耐用年数は、10~20年と言われています。新しい建材と比べると耐久性が弱く、サビやすいため、大型台風や集中豪雨により大きなダメージを受けやすくなります。特に、トタン屋根の古い建物は、アスベストを含む建材や屋根材を使用している事も多く、撤去や建て替えが困難なケースもあります。

トタン屋根に限らず、どの建材にも寿命はあります。メンテナンス時期を見直して、雨漏りや白アリなどの被害を拡大しないようにすることが大事です。

 

修理と葺き替えどちらがいい?

トタン屋根を葺き替える目安は、施工から16年。穴や損傷が小さくても、経年劣化が進んでいるため、16年以上建つトタン屋根は、新しい屋根材へ葺き替えがおすすめです。ガルバリウムやエスジーエルなどの新しい屋根材は、従来のトタンよりも耐久性に優れています。

長い目で見るとトタンに修理を重ねるよりも、全て取り換えてしまう方が費用が掛からない場合があります。業者さんと相談し、相見積もりを取るなどして比較検討することが大事です。

 

トタン屋根修理の業者を選ぶときのポイント

トタン屋根修理の業者は沢山あり、どこに頼んだらいいのか決め手が分からない方も多いと思います。そこで、見積もりや、業者の特徴について解説していきます。是非業者選びの参考にしてください。

 

1.複数の業者に見積もりを出す

複数の業者に見積もりを出してもらうのは鉄則です。最低3社から見積もりを取ることで、適正価格や業者の雰囲気が分かります。値段の差だけではなく、態度や検査を丁寧にしてくれるかもしっかりチェックすることが大事です。

さらに、「根拠のある回答や、詳しい説明をしてくれるか」というのもポイント。営業マンだけでなく、作業員も連れてくる業者がおすすめです。お互いに納得してから工事を進めましょう。

 

2.金属屋根の修理を専門にしている

金属屋根の修理専門トタン屋根は昔に作られていて、今は製造されていない屋根材。それを熟知している専門業者を選ぶのがおすすめです。気を付けたいのが、「雨漏り修理業」という謡い文句。

雨漏り修理業者という専門業はなく、集客のために掲げているホームページが多いのです。屋根には瓦や金属、天窓など様々な種類があり、それぞれ特化した専門業者がいます。「金属屋根専門」や「板金工事業者」などの、金属屋根の専門業者に頼むことをおすすめします。

 

3.施工実績が豊富

施工実績が豊富であるのは、何より信頼できる証です。トタン屋根修理は、とっても多種多様なパターンがあり、数を熟しているほど、安心して修理を受けられる可能性が上がります。台風や大雨などの悪天候の直後はかなり混むことが予想されます。

 

トタン屋根修理で火災保険を適用できる条件

トタン屋根の修理は、突然必要になる場合がほとんど。けして安くないため、できるだけ安く抑えたいと思う方は多いです。そこで、加入している火災保険に該当するか調べることが大事です。火災保険と言っても、火災だけでなく水害や飛来物の衝突や盗難、事故による破損や汚損も含まれます。しっかり把握して、専門業者に相談がおすすめです。少しでも費用を抑えることが鉄則です。

 

修理までにしておくべきDIYでの応急処置

トタン屋根の雨漏りを確認したら、すぐに業者へ相談するのが鉄則です。しかし、すぐに見てもらえるとも限らないため、自力で応急処置を行ないましょう。

そこで、ホームセンターで手に入りやすいアイテムをご紹介します。早めに処置をすれば、被害の軽減にも繋がるため、揃えておくのがおすすめです。

 

1.防水テープ

防水テープは、屋外や水回りで使用でき、トタン屋根のサビ穴や隙間を手軽に防ぐことができます。屋根の複雑な形状にもフィットし、表面上の穴や傷を一時的に防ぐのに最適です。

しかし、多くの防水テープはアルミホイルのような光沢のある銀色です。屋根の表面に貼ると光を反射して目立ってしまいます。目立たないようにと、透明の防水テープを選びたいところですが、屋外には適していない場合が多いため、屋外用の記載があるものを選んで購入しましょう。

防水テープをしっかり貼るポイントは、テープがしっかり密着するように、貼る部分の汚れを落とし、シワにならないように貼ることが大事です。

 

2.ブルーシート

ブルーシートは、雨漏りしているのに穴の部分が見つからない場合や、複数から漏れている場合に、屋根全体を大きく覆って対処できます。ブルーシートが風で飛ばないように土のうを置くことも重要です。

屋根の上で作業する場合は、安全のため2人以上で行ないましょう。業者が行なってくれる場合もあるため、無理せず依頼することも大事です。

 

3.コーキング

屋根の修理で使われるコーキングは、雨漏り補修液や樹脂防水材として売られています。雨水が入ってくる穴やヒビを修理したい場合におすすめです。水が漏れる隙間をコーキングで埋めることで、雨水の侵食を抑えます。

テープとは違い、中部まで接着し埋めることが出来るため、強度は上がります。用意するものはコーキング材の他、コーキングガンやマスキングテープやヘラなど。補修したい部分に合わせて準備しましょう。

 

まとめ:トタン屋根の修理は業者に依頼しよう!

トタン屋根は初期費用が掛からず、多くの人が屋根材として使ってきました。しかし、近年では、ガルバリウムやエスジーエルなど、トタンよりも優れた建材が主流になっています。

トタン屋根の修理はDIYで大丈夫と思われがちですが、業者に見てもらうのがおすすめです。雨漏りが抑えられたと思っても、構造の内部では悪化している場合もあります。また放っておくとカビや腐食の原因になり、建て物をダメにしてしまう可能性があります。

しかし、費用を掛けたくない時やアスベストの問題がある場合は、塗り替えや一部葺き替え、カバー工法などの修理を施すのがおすすめ。トタン屋根の修理は、火災保険や自治体の助成金も利用できる場合もあるため、詳しい専門業者に相談することが大事です。

ヤネラボではドローンを使った安全な屋根点検を行っております。点検し、屋根に問題が見つかれば見積りを作成し、ご納得いただけましたら屋根の修理を行います。

損害がなければ調査費用はかかりませんので、「そもそも屋根の修理が必要な状態か知りたい」「トタン屋根が破損してしまって困っている」「雨漏りをどうかしたい」など、屋根についてのお悩みがありましたらまずは一度お気軽にお問い合わせください。

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