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2021.03.29

屋根修理の詐欺が多発!?悪徳業者の手口と対処法を解説!

  • 屋根点検
屋根修理の詐欺が多発!?悪徳業者の手口と対処法を解説!

屋根の修理は、メンテナンスを含めて定期的に実施しなければなりません。

DIYで行うのは危険性もあるので、業者に依頼するのが一般的ですが、中には悪徳な業者もいて詐欺被害も多く見られるのが実態です。

では、具体的にどのような詐欺が多いのでしょうか?

この記事では、屋根修理における被害の実態や、被害に遭わないための対策について解説します。

 

屋根修理には詐欺が多い理由とは

屋根修理において被害が多いのには、実は理由があります。

一番の理由は実際の被害状況等が自分自身で把握できないという点です。

屋根に自分で登って確認するのは危険性が伴いますし、実際に確認してもどの程度被害が及んでいるかが分かりづらいものです。

特に、雨漏りは目で見てもどこから雨漏りしているのかを把握するのは、プロの業者でも難しいのです。

そこで、業者に依頼して確認してもらうとそれを信用してしまう傾向にあります。

業者は、それにつけ込んで詐欺行為を働くのです。

また、屋根の修理は十年に一度程度しか行わないという点も、詐欺行為を助長している背景にあります。

頻繁に行っているのであれば、過去の経験で業者の良し悪しを把握できますが、スパンが長いために経験も少なく業者の言いなりになりがちです。

以上のことから、悪徳な業者側とすれば騙しやすく、逆に依頼者側からすれば騙されやすいという構図が成り立っているのです。

実際に、消費者センターには年間6,000件以上の被害相談が寄せられており、また実際には泣き寝入りしているケースもあるので実件数はさらに多いと言われています。

 

屋根修理詐欺は大きく3つのパターン

屋根修理詐欺には、実はパターンがある程度決まっているのが特徴です。

具体的には、以下3つのパターンが存在しています。

このパターンをしっかり把握しておけば、騙されるリスクを回避することができますよ。

 

1.火災保険

火災保険と聞くと、火災における保険というイメージがありますが、実際には自然災害でも適用できるものがあります。

火災保険をうまく活用すれば、屋根修理もお得に行うことができるのですが、どのようなケースでも保険が適用されるわけではありません。

具体的には、台風や積雪といった風災や雪災が原因で損害を受けたケースにおいて、火災保険を申請して保険金で修理をすることができるのです。

火災保険における詐欺とは、火災保険の風災や雪災が対象となる補償という点を悪用して、まるで風災や雪災あるかのように装って装い火災保険を申請する屋根修理の詐欺手口となります。

 

2.屋根修理

20年以上経過した屋根は、経年劣化だけでなく瓦がずれたり棟板金の浮きといった軽度な劣化症状が現れるものです。

屋根が劣化するというのはある程度知識として持ち合わせていても、実際に修理にどれだけの費用が発生するのかを理解している方は少ないのが実情です。

屋根修理型の詐欺では、依頼者の経験の少なさをうまく利用して、瓦のずれや棟板金の交換といった、実際には小さな修理であっても定期的に修理することで詐欺を働く屋根修理の詐欺となります

イメージとしては、数千円から10万円ほどの部分補修を定期的に行うことになります。

1回の修理費用が例え安いといっても、長期的に屋根の部分補修を積み重ねることによって、最終的には高額な修理費用が発生するのです。

突然訪問してきて瓦がずれているなどの屋根に関する劣化を指摘されます。

そのようなことを言われると、冷静さを失ってついつい信じてしまうことが多いですし、金額的に小さいとそれなら対応してもらっても良いと感じてしまい、詐欺被害に遭ってしまうことが多くなります。

 

3.屋根リフォーム

屋根材では、耐用年数と呼ばれる寿命があって、耐用年数が超過した屋根材については葺き替え工事や屋根カバー工法などによって、新しい屋根材にリフォームが必要です。

費用としては100万円を越える高額なものとなるので、その費用を見込んでおく必要があるのです。

屋根リフォーム型の詐欺では、簡単な部分補修で修理できるのに、まるで重大なトラブルが発生しているかのような虚偽の点検報告を行い、屋根の”葺き替えやカバー工法といっった高額なリフォームを行う屋根修理の詐欺となります。

実際に、屋根の葺き替え工事であっても300万円と相場の2倍以上もの金額で見積もりされるケースが相次いでいます。

実施には雨漏りすらしておらず、数千円の簡単な部分補修で良いレベルなのに対して、高額の費用が請求されるのです。

 

悪徳屋根修理業者の具体的な手口

詐欺の種類が明らかになったところで、実際にどのような手口で詐欺が持ちかけられるのかを理解することも重要です。

ここでは、実際に発生した詐欺例を紹介します。

手口を理解して、実際に詐欺被害に遭わないように注意しましょう。

 

1.近所のリフォームのついでと言う

かなり無理矢理なイメージがありますが、実際に詐欺被害が発生するケースとしては、近所のリフォームを行った業者が点検を持ちかけるケースです。

工事前の挨拶で周っているという名目でアポイントメント無しで訪問して、屋根を無料点検すると持ちかけてきます。

近所の方が工事を依頼した業者と聞けば、人間心理としてある程度信用してしまう方が多いのです。

また、あくまでも無料の点検であるという点もポイントとなります。

これによって、何の疑問も持つことなく屋根の点検を依頼して、その結果不具合を指摘されて工事することを提案してくるのです。

住宅リフォームにおいて、屋根のリフォームは工事時に発生する塵や騒音、大型車の出入りが発生すること位で、近隣に多大な影響を与えるケースが大半で、近隣住民への挨拶は一般的に行われています。

悪徳業者としては、これを悪用して近寄ってくるのです。

優良な屋根業者の場合は、どの家で工事を行うのかをしっかりと伝えて、具体的にどのような影響が発生する可能性があるのかを説明する程度であり、無料点検を推奨するなどの行動はまずありません。

よって、具体的な工事の影響を説明することなく、いきなり無料点検の話をしてくるような業者は詐欺業者の可能性が高いです。

 

2.火災保険が無料とアピール

先に紹介した通り、火災保険ではすべての屋根破損が補償されるわけではありません。

特に、経年劣化による破損は対象外となります。

また、例え風災補償によって保険が適用される場合であっても、審査基準や金額は保証会社によって変動するために、必ず工事費用が全額負担してもらえるわけではありません。

しかし、悪徳業者はあたかも全額補償してもらえるかのようにして説明して、高い修理費用が生じる工事を請け負うケースがあります。

 

3.定期点検や無料点検

屋根修理における悪徳業者は、定期点検や無料点検の名目で近寄ってくるケースが大半です。

人間は無料と聞くとどうしてもお得感を感じてしまいがちで、無料であるならと訪問してきた業者に点検を依頼する事が多いです。

これによって、実際に点検してもらった結果、屋根が破損した状態であると称した画像を見せられて、放置すると取り返しがつかないことになると警告してきます。

最悪の場合、屋根に何の問題もないのにたいして、業者が自ら屋根材を踏んで割ってしまうなど、わざと破損させて修理を持ちかけるケースもあるのです。

さらに悪徳な業者の場合は住居を建築したハウスメーカーや、屋根材のメーカーを装って訪問するケースもあります。

住宅は、施工方法やデザインに特徴があるために、建築業にある程度の知識があれば、住居を建てたハウスメーカーがどこであるのかを把握できます。

また、屋根材もそれぞれのメーカーによって特徴があるので、どのメーカーの屋根材を使用しているのかは一目瞭然です。

これによって、あたかもそのメーカーの担当者であるかのように近寄ることが可能です。

実例としては、屋根材メーカーの担当者を装って、屋根材の釘にトラブルが発生しているために、屋根材を使用している住居に点検に伺っていると持ちかけるという事例があります。

そして、実際に屋根を確認して不具合を見つけて、高額な修理を持ちかけてくるのです。

通常、ハウスメーカーが行う定期点検や材料に不具合が発覚してリコールになる場合であっても、メーカーの担当者は何のアポイントメントを取ることなく突然訪問することはありえません。

事前にアポイントメントを取り、日程調整を行っての訪問となるために、突然訪問してきた業者が何らかのメーカーを名乗る場合は要注意です。

 

4.指摘商法

指摘商法とは、近くの家の屋根修理を請け負った業者を装って、屋根が破損しているのが見えたのでお声がけしたなどと持ちかける詐欺です。

すでに屋根に何らかの問題があると指摘されると、本当に被害が発生したかのように錯覚してしまうものです。

このような状況下において修理が必要か無料で点検する提案をされると、親切な業者であると判断して点検を依頼してしまうものです。

ただ、実際には軽微な破損であっても大掛かりな修理が必要であるかのように見せかけたり、わざと破損させて修理を請け負うなどのケースも見られます。

 

5.モニター商法

塗装関係の訪問販売において頻繁に発生する手口として、モニター商法があります。

周辺で工事のモニターを探していると持ちかけて、モニターになってもらえることで数万円割引するなどの謳い文句で勧誘します。

屋根の場合、外部を見ればその劣化症状などがある程度わかるために、塗装が劣化しているように見える住居をターゲットに持ちかけるケースが多いです。

訪問販売における手口のケースでは、もともとの価格が割高に設定してキャンペーンで割引されたとしてもい通常より高い工事費となるケースが大半です。

 

詐欺に合わないための対策

様々な手口で近寄ってくる悪徳業者に騙されないための対策として、以下のような方法があります。

しっかりと対策を意識して、詐欺に遭わないように注意しましょう。

 

1.相見積もりをとる

相見積もりとは、サービスを利用するに当たって複数の業者から見積を取る手法のことです。

屋根修理の場合は、数十年に一回行うかどうかであり、適正価格が把握しにくいものです。

そこで、相見積もりを取得することで相場がある程度理解できますし、依頼する業者が悪徳であるかの判断にも役立ちます。

この点に注意して、いきなり訪問してきて見積もりを提示されたとしても、一度冷静になって他の業者にも見積もりを取るようにしましょう。

 

2.契約書をしっかりと交わす

悪徳業者の場合、いきなり訪問してきて話を進める傾向があります。

これは、相手の冷静さを失わせて、大型の契約を結ぶための常套手段です。

また、契約書などの概念がなく口約束での契約が一般的です。

ただ、お互いが納得した形で工事を行う上では、契約書をしっかりと締結して行うことが重要になります。

 

詐欺にあってしまったら?

悪徳業者側としては、先に紹介した対策を施してもその抜け道を突いて新たな詐欺を考えるものです。

なので、どんなに気をつけていても詐欺被害に遭ってしまうことがあるのです。

そこで、もし詐欺被害に遭ってしまった場合には以下のような方法で対応することが重要です。

 

1.クーリングオフ

詐欺行為は、屋根修理に限らず様々な場面で行われています。

そこで、詐欺行為から消費者を守るためにクーリングオフという制度が用意されています。

クーリングオフとは、契約の申し込みや契約の締結をした場合であっても、契約を再考できる期間を設けて、一定の期間内であれば無条件で契約の申し込みを撤回することができたり、契約を解除したりできる制度です。

特定商取引法においてクーリングオフに関する詳細が定められていますが、具体的には以下のような取り決めがあります。

  • 訪問販売:8日間
  • 電話勧誘販売:8日間
  • 連鎖販売取引:20日間
  • 特定継続的役務提供:8日間
  • 業務提供誘引販売取引:20日間
  • 訪問購入:8日間

クーリングオフは必ず書面で行う必要がありますが、改まった文書ではなくはがきで対応可能です。

クーリングオフができる期間内に業者に対して通知して、クレジット契約をしているケースでは販売会社とクレジット会社に同時に通知してください。

また、特定記録郵便や簡易書留など、発信の記録が残る方法で送付してコピーや送付の記録は一緒に保管するようにしてください。

クーリングオフに対しての最大の注意点は、あくまでも訪問販売等が対象である点です。

例えば、業者の事務所まで出向いて契約したケースでは、クーリングオフが適用できないケースもあります。

 

2.消費者センター

明らかに詐欺であると見られる場合、基本的に業者に対して自分自身で交渉していくことになります。

ただ、相手も巧妙でありうまく交渉できないケースが大半です。

そこで、消費者が泣き寝入りしないように、消費者センターが用意されています。

消費者基本法において、消費者と事業者との間の情報の質及び量並びに交渉力等の格差を認めつつ、国や地方公共団体に消費者の権利の尊重とその自立の支援を求めています。

この背景から、地方公共団体は消費生活センターを設置して消費者被害の救済やくらしに役立つ情報提供、消費者教育、啓発などの行政サービスを行っているのです。

実際に消費者センターに出向いても良いですし、消費者ホットラインと呼ばれる電話センターも利用可能です。

 

3.警察

被害が多額になる場合は、警察に相談するというのも有効です。

警察も、多くの詐欺被害が及ぶ場合は捜査を行うことが多いです。

また、弁護士に相談するというのも有効となります。

詐欺に騙されるのが悪いと考えがちですが、騙された方に非があるわけではありません。

被害に遭ったと思ったら、躊躇せず警察や弁護士に相談するようにしましょう。

 

信頼できる業者の見極め方

詐欺行為を行うために近寄ってくる業者もいれば、良心的な業者が親切心で近寄ってくるケースもあります。

では、実際に屋根修理を依頼する場合はどのような点に着目して信頼できるかどうかを判断すればよいのでしょうか?

ここでは、信頼できる業者の見極め方について解説します。

 

1.原因調査で屋根をに登る

点検という名目で、いきなり屋根に登ろうとする業者が多く見られます。

特に悪徳業者にその傾向があり、仮に屋根に異常が見られない場合であっても、屋根を悪意をもって破損させたりするケースもあるのです。

よって、訪問してきていきなり点検のために屋根に登ろうとする業者の場合は、拒否することが重要です。

信頼できる業者の場合は、まずはどのような名目で屋根に登るのかをしっかと説明して、了解を得た上で実施します。

また、原因調査において屋根に登った際に破損させないような対策を行ったり、仮に破損させてしまった場合の補償内容なども事前に説明する業者がおすすめです。

 

2.丁寧なアフターフォロー

信頼できる業者の場合、屋根の修理においても絶対的な自信を持っているのが一般的です。

なので、もし屋根修理において不具合が発生した場合のアフターサービスを、適切に行なってくれます

また、修理後の定期点検などにも対応してもらえるケースが大半です。

 

3.詳細な見積もり

詐欺業者の場合、見積もりをとっても「一式」という名目で費用を明示することが多いです。

実際の工事を行う際には、工賃がかかりますし使用する材料などの費用も当然かかります。

その中で、一式として計上されるとその価格が適正であるのかが把握できません。

詐欺業者の場合は、そこを狙って無駄に費用を計上しているケースが大半です。

その点、信頼できる業者の場合は各種費用が細かく見積もり時に提示されます。

また、見積もりする上で屋根の状態をしっかりと確認してから行うかどうかも重要です。

調査した後に、写真などを用いて説明してくれると、より信頼できる業者であると判断できます。

 

4.実績や口コミ

多くの屋根修理を行った実績がある業者の場合、ホームページなどで工事実績を掲載しているケースが大半です。

工事実績では、どのような状況の屋根修理を行って、どれだけの費用がかかったかを掲載しています。

また、同時に工事を依頼した方の口コミ情報なども掲載しているケースが大半です。

この実績や口コミをチェックすれば、信頼できる業者であるかが判断可能です。

可能であれば、口コミは悪いものまで隠すことなく掲載している業者であると、より信頼性が増します。

 

まとめ:屋根修理の詐欺には注意!信頼できる業者を選ぼう

屋根修理における詐欺は、身近でも意外と多く発生しています。

中には、数千円で修理できる工事を、数百万もかけて行うケースもあるので要注意です。

今回紹介した詐欺対策を施すと同時に、もし修理するとなった場合は信頼できる業者を選ぶようにしましょう。

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