コラム

2021.08.06

プレハブ屋根が雨漏り!修理方法や費用相場を解説

  • 屋根知識
プレハブ屋根が雨漏り!修理方法や費用相場を解説

プレハブは、主に仮設事務所や倉庫などに使われており、街中でも見かけることも多いでしょう。実は、プレハブ屋根は雨漏りをしやすい屋根材と言われています。万が一、プレハブで雨漏りを起こった場合、大切な書類や機械が水浸しになって故障してまうことも。

そこで今回は、プレハブ屋根が雨漏りしてしまった時に行う修理方法や修繕費について詳しく解説していきます。また、基本的なプレハブの特徴やメンテナンスの目安・寿命を併せて紹介します。

 

雨漏りしやすい?プレハブ屋根の特徴

プレハブをよく街で見かける方も多いかと思います。プレハブの構造は非常に簡易的であり屋根材に至っては、基本的に一枚で構成されています。そのため、雨漏りを防ぐ働きをする防水層が設置されていないことがほとんど。

そのため屋根材に雨水が入り込んでしまった場合、劣化や腐食はもちろん雨漏りに直結してしまう可能性があります。はじめに、プレハブ屋根の構造や材質の特徴を押さえておきましょう。

 

1.プレハブ屋根の構造

一般的に住宅やその他建物の屋根は、下地、防水シート、屋根材と何重にも重なった構造となっています。一方でプレハブの屋根は一枚の屋根材で構成されていることが多く、すぐに雨漏りを引き起こしてしまう可能性が高いと言われています。

また、プレハブ屋根に断熱シートを引いてある場合、雨漏りの発見を遅らせてしまうことも。一度、ご自身のプレハブの屋根はどのように構成されいるか確認してみると良いでしょう。

 

2.プレハブ屋根の材質

プレハブ屋根は、一般的に銅製の屋根材を使用し、種類によって耐久性が異なります。そのため、一概にプレハブの屋根は即雨漏りを引き起こしてしまうとは言えません。ここでは、主にプレハブの屋根材に使われている材質を2つ紹介します。

 

2.1.トタン

トタンは、安価で軽量な点がメリットとして挙げられる屋根材です。銅の板に亜鉛メッキを塗ったものであり、メッキが剥がれてしまうと屋根がサビてしまうため屋根全体が腐食してしまう事もあります。

トタン屋根の寿命は、およそ15年と言われています。もし、プレハブの使用用途が仮設事務所などといった短期で利用する目的であれば、劣化に関してあまり注意することはないでしょう。

 

2.2.ガルバリウム銅板

近年、住宅に多く使用されているガルバリウム銅板は、寿命が30年と非常に耐久性に優れています。亜鉛とメッキを施しているため、サビにも強いところがメリットです。設置のしやすさは、トタン屋根とさほど差がありません。

そのため、プレハブの使用期間によって屋根材を選んでください。長期的に利用するのであれば耐久性の高いガルバリウム銅板を推奨しますが、短期目的ならトタンでも十分でしょう。

 

3.プレハブ屋根の葺き方

プレハブ屋根には、主に2つの葺き方があります。以下では、それぞれのメリット・デメリットも併せて解説しています。

 

3.1.平葺き

平葺きは、屋根材を平らに並べる方法で、比較的に手間と工期がかからない葺き方です。そのためコストを抑えられるといったメリットがあります。設置の際には、雨水を貯めないように勾配をつけます。

しかし、施工時のミスやプレハブのゆがみなどによって、上手く雨を流せず雨漏りを引き起こしてしまうこともあります。

 

3.2.折板葺き

折板葺きの屋根は、自転車置き場や体育館、プレハブなどあらゆる場所で目にする機会があります。板が特徴的な波状の形で、水はけの良さがメリットです。大きな建物や長期的に利用されるプレハブの屋根に使用されることが多く、耐久性が非常に高いと言われています

折板葺きをした屋根を留めているボルトに、サビ止めとして樹脂製のキャップが取り付けられています。樹脂は紫外線によって劣化しやすく、抜け落ちてしまい屋根のボルトがサビてしまうことも。

ボルトのサビが屋根に移行し、屋根の劣化や雨漏りといったトラブルに繋がってしまいます。

 

プレハブ屋根の寿命とメンテナンスの目安

長期的に屋根の耐久性を保つのであれば、定期的なメンテナンスをしてください。メンテナンスを怠ってしまうと、プレハブ屋根のサビや腐食を早期発見できず気が付いた時には取り返しのつかない被害に繋がってしまうこともあります。

ここからは、プレハブ屋根の寿命とメンテナンスの目安を紹介していきます。

 

1.プレハブ屋根の寿命

比較的軽量なトタン屋根の場合、寿命は15年から20年と言われています。プレハブ屋根の劣化の原因は主にサビです。放っておくと建物全体にサビが広がってしまい更なる劣化に繋がります。ガルバリウム屋根材の寿命は、25年。

トタン屋根に比べるとサビが発生しづらく、再塗装の必要もありません。

 

2.メンテナンスの目安

経年劣化でサビやすいと言われているプレハブ屋根は、最低でも半年に1回は状況を確認してください。サビや劣化などといった気になる箇所を見つけ次第、メンテナンスを行い建物全体に影響を及ぼす前にトラブルを防ぎましょう。

メッキが剥がれてしまうと、サビが発生しやすくなります。サビは、金属劣化だけでなく建物全体の劣化に繋がってしまいます。プレハブの寿命を延ばすためにも定期的なメンテナンスが必要となります。

 

雨漏りを放置したらどうなる?

定期的にメンテナンスを行っても避けられない雨漏り。もし、雨漏りを放置してしまうとどのような影響を及ぼすのでしょうか。主な被害を4つ挙げましたので確認していきましょう。

 

1.シミやカビ

雨漏りの被害と聞いて、まず思い浮かぶのは、シミやカビです。壁紙を張り替えるとなると、ある程度広範囲になるため、修理費が高額になってしまうケースもあります。

また、壁紙などに発生したカビの影響により、アレルギーなどといった健康被害を引き起こす可能性もあります。

 

2.建物の腐食

建物の腐食は、雨漏りによってできたシミやカビ以上に深刻です。雨水が入り込んでしまい、屋根などの構造部が腐食してしまうと、建物の耐久性や耐震性が下がってしまいます。放っておくと、建物が崩壊してしまう恐れもあります。

 

3.家具や家電の腐敗

家電製品や家具に雨水がかかってしまった場合、故障や家具が腐敗、破損してしまいます。また、家電製品が濡れてしまうと発火したりショートしたりと大変危険です。また、気づかずに触ってしまうと、感電してしまう恐れもあります。

 

4.漏電

漏電は、電気設備に雨水がかかることで発生します。それにより電気製品の故障を引き起こしてしまう事も考えられます。特に、パソコンのデーターは消失してしまう恐れもあるため、雨漏りの被害は家屋だけはないことを覚えておきましょう。

 

プレハブ屋根の雨漏りの原因

ここからは、雨漏りを引き起こす4つの原因を解説していきます。プレハブ屋根が雨漏りがなぜ起ってしまうのかを理解しておきましょう。

 

1.ボルト・ビスの隙間

プレハブの屋根材は、ボルトやビスで固定されています。雨が入り込んでしまうと、ボルトやビスがサビびてしまい腐食が進行します。それにより隙間ができてしまい、そこから雨水が入り込んでしまうのです。

トタンやガリバリウム鋼板は、金属のためボルトやビス以外で固定することはできません。また、プレハブ屋根は固定箇所が多いため、広範囲でサビが発生してしまうこともあります。

 

2.サビや腐食

金属製の屋根材が使われるプレハブは、サビの被害は避けられません。経年劣化や雨風によって屋根材表面の塗装が剥がれてしまうことで、サビが発生しやすくなります。屋根材がサビてしまうと穴が開き、腐食が進行すると屋根材の劣化を止めることができません。

また、腐食が深刻化してしまうと屋根材の耐久性や建物の耐震性が著しく低下します。それによって、建物全体が危険な状態となってしまいます。

 

3.屋根の水の溜まり

経年劣化や痛み、外部からの衝撃によりプレハブ屋根が歪んでしまい、該当箇所に水が溜まってしまうことがあります。これを溜めたままにすると、雨水によって屋根材が劣化しやすく、雨漏りを引き起こす原因となってしまいます。

特に、雨天時や雪が降った後は水が溜まりやすいため注意が必要です。

 

4.屋根の歪み

雨漏りを引き起こしてしまう原因の多くは、プレハブ屋根の歪みと言われています。施工ミスや設置時の勾配の悪さなどといった初期不良が屋根の歪みに繋がります。屋根の歪みにゴミや枯葉などが入り込んでしまうと上手く雨水を排出することができません。

雨漏りが起きてしまったら、屋根の歪みや雨水の排出状況を確認してみてください。

 

プレハブ屋根をDIYで修理する方法

雨漏りが起きてしまったら、早急に専門業者に依頼することをおすすめします。しかし、雨天日続きや台風後は、すぐ業者にきてもらえないということもあります。そんな時に、なんとか自身で応急処置をしておきたいものですよね。

そこで、もしもの時に備えてプレハブ屋根をDIYで修理する方法を2つ紹介します。

 

1.防水テープ

屋根材に穴や隙間が開いている時には、防水テープを使用しましょう。ホームセンターなどで手軽に購入できるため、緊急事においても活躍するDIYです。防水テープを用いたDIYで必要な道具と手順は以下のものです。

  • 防水テープ
  • サンドペーパー
  • 中性洗剤
  • ぞうきん
  • バケツ

まず、修繕箇所の塗装や汚れを中性洗剤やサンドペーパーを用いて落とし乾燥させます。その後、修繕箇所に防水テープを貼って完成です。手軽にできるため、応急処置として覚えておくと良いでしょう。

しかし、防水テープの粘着力は徐々に落ち、剥がれていってしまいます。そのため、あくまでも緊急時のDIYとして活用してください。

 

2.コーキング

コーキングとは隙間やつなぎ目を埋める作業です。プレハブ屋根においては、ネジのサビが原因でできてしまった隙間に使用することができます。屋根材にコーキングする場合に必要な道具と手順は以下のものです。

  • コーキング材
  • 下塗り材
  • ハケ・ヘラ
  • 養生テープ

屋根材の修復したい箇所の汚れを落として下さい。コーキング材が周り付着しないよう養生テープで周りを固定し、下塗り材を塗ります。修繕箇所にコーキング材を塗りヘラで馴染ませて1日〜2日乾燥させて完成します。最後に養生テープを剥がしましょう。

乾燥させるまでに時間がかかりますが、防水テープより修繕効果が見込めます。

 

プレハブ屋根の修理方法と費用相場

雨漏りが起きてしまったら、すぐに専門業者に相談しましょう。次項では、修理方法や費用相場を解説します。

修理方法 費用相場
部分修理 5〜15万円
塗装 1500〜2000円/平米
カバー工法 50万円〜
ボルト穴 5万円〜
サビ穴 2万円〜
コーキング 5万円〜

 

1.部分修理

トタン屋根の場合、部分的な修理が可能です。一般的には、修繕箇所に新しい板金を貼る修理方法を用います。ただしトタン屋根が、かん合式の場合は部分修理が難しいため、注意しておきましょう。費用相場は、張り替えだけであれば、5万円〜15万円が相場です。

屋根の修理ですから、足場を組みます。その場合、足場代として金額がプラスされます。また、部分修理の工期はおよそ1日〜4日かかることが多いようです。

 

2.塗装

軽度なトタン屋根の劣化であれば、再度塗装することで修繕が可能となります。費用相場は、塗装材によりますが、およそ1平米あたり1,500円〜2,000円です。ウレタン塗料よりもシリコン塗料の方がやや値が張りますが、耐久性が高くなります

この塗料金額に、足場代や下地処理代が必要となるため、ここに金額が上乗せされます。こちらも業者によって異なるため、見積もりの際に確認しておきましょう。

 

3.カバー工法

カバー工法とは、今ある屋根に新しい屋根材を重ねる方法です。屋根の修繕にあたりよく使用される修理方法で、工期が短くコストが抑えられるというメリットが挙げられます。プレハブを長期的に利用する場合には、耐久性が上がるカバー工法を検討してください。

部分修理では間に合わない広範囲な修繕に対応でき、雨漏り対策として有効的な修理方法です。費用は、およそ50万円前後が相場となっています。

 

4.ボルト穴

プレハブの屋根材を固定しているボルト穴をコーキング材で埋める方法です。劣化したボルト穴は、雨漏りの原因となります。そのため、その隙間を埋めることにより雨水の侵入を防ぐことができるのです。

また、コーキング材を塗った後にゴム製のカバーを被せ、劣化を防ぎます。可能であれば、今回、雨漏りをしたボルト穴以外にも同じような施工を予防として行うことをおすすめします。ボルト穴の劣化は避けられないため、あらかじめ対策をしておきましょう。

費用相場は、5万円〜です。こちらも修繕箇所や素材により費用が異なります。

 

5.サビ穴

屋根のサビてしまった穴を塞ぐ目的で行う修理は、比較的手間をかけずに行えます。修繕箇所によって価格は変動しますが、費用相場は2万円〜です。費用をかけずに行えますが、穴を塞ぐ補修テープの耐久性が低く、一回の修繕では完全に直せません。

そのため、専門業者から塗装やカバー工法に頼った修繕方法を勧めらるようです。

 

6.コーキング

DIYの項目でも解説しましたが、屋根の隙間を埋めるコーキングは、防水効果の高い修繕方法です。およそ5万円前後の費用がかかります。応急処置としても可能ですが、時間と手間がかかってしまうため、専門業者に依頼する方が確実に修繕ができるでしょう。

 

プレハブ屋根の修理をするなら火災保険がおすすめ

プレハブ屋根の雨漏りは、予測できず未然に防ぐことも困難です。建物に雨水が侵入してしまうと、耐久性が落ちるため放置することもできません。ですので、ある程度の修繕費用の出費は覚悟している方も多いようです。しかし、少しでも費用を抑える方法があります。

プレハブ屋根の修理には、火災保険が使えることがあります。雨漏りと火災保険はあまり関係性が無いように思えますが条件があえば、保険金で修理費用を賄えるのです。では、下記で詳しく解説していきます。

 

1.火災保険を利用する際の条件

火災保険は、自然災害を起因とする屋根の破損に対して保険金の請求申請が可能です。そのため、数年劣化や人的被害などといったその他の原因に関しては補償されません。また、契約内容により補償される範囲も異なります。

火災保険を利用したプレハブ屋根の修繕を検討している方は、一度手元の保険証券を確認してください。また加入の保険会社にも契約内容を問い合わせても良いでしょう。

 

2.火災保険を利用する際の注意点

火災保険を申請するにあたり、自然災害によって雨漏りが起ってしまったことを正確に伝えるようにしましょう。先ほどでも解説しましたが、申請条件は風災・雪災による自然災害が原因である証明が必要です。

確実に伝えるためにも現在の被害や原因は、専門の業者に依頼して確認してもらいましょう。また、申請にあたり修繕の見積もりが必要となります。こちらも併せて依頼、相談をしてください。

 

まとめ:プレハブ屋根の修理は業者に依頼するのがおすすめ

プレハブ屋根の修理は、専門の業者に相談して下さい。また、深刻な劣化をする前に定期的に屋根のメンテナンスや点検を行うことをおすすめします。修繕方法により費用相場は異なりますが、火災保険の利用も視野に入れておきましょう。

条件が合えば、屋根の修繕費用を保険金で賄うことができます。あらゆる手段を利用して、賢くプレハブ屋根の修理をってください。

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