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2021.01.23

店舗総合保険の相場はいくら?保険料の決め方と具体例を紹介

  • 火災保険
店舗総合保険の相場はいくら?保険料の決め方と具体例を紹介

店舗を長期的に運営していくには、さまざまな不測の事態やリスクがつきまといます。そんな中で店舗オーナーがやるべきことは、万が一の事態に備えるために保険に入っておくことです。
万が一に備える保険はたくさんありますが、その中でも特に入っておくべきなのが、店舗を運営するためには欠かせない保険のひとつである店舗総合保険です。
もちろん何事もなく店舗を運営していければそれに越したことはありませんが、同じ場所で長くお店を続けていきたいとき、不注意によって火災が起きてしまうことをはじめ、隣のお店からのもらい火や備品などの窃盗、放火など、たくさんのリスクの発生が考えられます。
このようなリスクは、店舗を長く続けていけばいくほど無視できないものになっていくので、店舗総合保険に入っておくことが重要になってくるのです。
しかし、これから店舗運営を始める方などは店舗総合保険とはどのようなものなのか、保険料はいくらくらいかかるのかわからず、保険に入ることを躊躇してしまうことがあります。

本記事ではそんな方のために、店舗総合保険と火災保険の違いと店舗総合保険の相場をご紹介します。

店舗総合保険と火災保険の違い

店舗総合保険と火災保険は、両方とも火災などのリスクに備えるという点では同じです。しかしあえて店舗総合保険という保険が存在するということは、普通の火災保険とは違う点があるということです。
では、店舗総合保険と火災保険の違いはどのような部分なのでしょうか?

火災保険より幅広い損害をカバー

そもそも店舗総合保険とは、飲食店や小売店などの店舗を運営しているオーナーや企業に対して不測の事態が起きたときに店舗や資材の損害を補償してくれる保険です。
店舗総合保険と火災保険の1番の違いは、補償の範囲です。一般的な住宅を購入、賃貸した際に入る火災保険は、火災や台風、洪水や落雷、雪災、雹災などの自然災害によって出た損害を補償してくれますが、店舗総合保険はそれよりもう少し幅広い範囲を補償してくれます。

店舗でも災害などに関しては一般的な住宅と同じリスクがありますが、それ以上の店舗特有のリスクにも備えることができるのが店舗総合保険なのです

例えば、飲食店は厨房で火を使う業種なので、他の業種よりも火災のリスクが高くなります。また、雑貨屋などの小売店の場合は火を扱うことがあまりないため、火災のリスクは少なくなります。
ちなみに、洋品店は商品の多くが布を使っている繊維製品ですので、万が一火災が起きてしまった場合に燃え広がってしまう可能性が高いので、飲食店についで火災のリスクが高い業種であるといえます。
さらに、店舗総合保険は普通の火災保険と同じリスクのほかに、以下のようなリスクもカバーしてくれます。

  • お客さんの身体や財産に損害を与えてしまったときの損害賠償責任リスク
  • 店舗が休業せざるを得なくなったときに売り上げが減少するリスク

この2つのリスクをカバーしていることが普通の火災保険と違う部分であり、店舗総合保険の大きな特徴です。対象は、飲食店や小売店のほかに病院や美容院、ホテル、旅館、事務所などになります。

店舗総合保険の選び方

店舗を運営していくうえで非常に大切な保険である店舗総合保険ですが、どの保険に入るか選ぶ際に最も大切なことは、自分の運営する店舗に合っている補償内容の保険に入ることです。
補償内容をよく確認せずに加入してしまうと、いざ保険を申請したときに予想よりも少ない額の保険金しか受け取ることができなかったり、補償対象外となり保険金を受け取ることができないなどのトラブルが発生してしまいます。
そのため、店舗総合保険を選ぶ際は以下のことに注意しましょう。

  • 保険金額の上限:損害が発生したときに補償される保険金額の上限。どのくらいの保険金額があれば十分かよく考えることが大切
  • 借家人賠償責任保険の保険金額:店舗や事務所を借りていて建物の所有者に対する法律上の賠償責任が発生した際に受け取ることができる金額
  • 施設賠償責任補償の保険金額:施設の利用で発生した業務遂行に起因する事故でお客さんに怪我を負わせたり損害を与えた際に店舗側が賠償を求められたときに受け取ることができる金額

借家人賠償責任保険や施設賠償責任補償はオプション契約の場合がほとんどなので、特約を付けなければ保険料は安く済むでしょう。しかし、いざいうときに保険金が支払われないのであれば、そもそも店舗総合保険に加入している意味がありません。
保険会社によって補償内容や保険料には多少差が出ますが、保険はただ保険料を安く抑えれば良いというものではありません。自分の運営する店舗の特性に合わせた補償内容の保険で手頃な保険料の保険会社を選び、万が一の事態に備えることが大切です

店舗総合保険の相場

店舗総合保険に入っておいた方が良いのはわかっているけれど、人にかける保険よりお店にかける方が保険料が高そう…というイメージが邪魔して店舗総合保険に入ることをためらっている店舗オーナーの方は多いのではないでしょうか?
ここからは、店舗総合保険の保険料はどのように決まるのかと店舗総合保険の保険料の具体例をご紹介します。

保険料の決め方

保険料は、膨大な事故や災害のデータを分析し、統計的に計算されて算出されます。例えば、交通事故を起こす確率は年齢や走行距離の長さ、運転の経験などで違ってくるため、何年もゴールド免許の人と免許を取ってすぐの人が同じ保険料では不公平になってしまいます。
このようにさまざまな情報を元にして保険料が決められるのですが、店舗総合保険の保険料はどのようなことに基づいて決められているのでしょうか?
店舗総合保険の保険料を決める要素

  • 保険期間
  • 保険金額
  • 店舗の所在地
  • 店舗の占有面積
  • 店舗の構造
  • 店舗の職種

保険期間や保険金額はもちろんですが、店舗の所在地や占有面積によってもリスクが異なるため保険料に差が出てきます
店舗の構造に関しては、対価性能の高い構造の建物は非耐火性能構造の建物よりも火災などのリスクが低いため保険料は安くなります。

店舗総合保険の保険料の具体例

それではここからは、店舗総合保険の保険料の具体例をご紹介していきます。店舗総合保険の保険料は保険会社や店舗の規模や職種などによってそれぞれ異なってくるので、自分の運営している店舗と比べて参考にしてみてください

小さな飲食店
15席ほどの小さな飲食店。必要最低限のシンプルな補償の場合。

  • 基本補償:200万円
  • 特約:生産物賠償責任保険、食中毒見舞保険、人格権侵害賠償責任保険
  • 保険料の相場;月額2,000円~2,500円程度

大きな飲食店
50席ほどの大きな飲食店。さまざまなリスクに備えた手厚い補償の場合。

  • 基本補償:800万円
  • 特約:施設賠償責任保険を1億円に拡充、生産物賠償責任保険を1億円に拡充、食中毒見舞保険、人格権侵害賠償責任保険
  • 保険料の相場:月額4,000円~4,500円程度

中規模の美容院
20席ほどの中規模の美容院。美容院はハサミや薬剤を使用するため、お客さんに怪我を負わせてしまったりするリスクがあります。そのため飲食業と同じく補償を手厚くするのがおすすめです。

  • 基本補償:600万円
  • 特約:施設賠償責任保険を1億円に拡充、受託者賠償責任保険金、施術行為起因損害賠償保険金、人格権侵害賠償責任保険金
  • 保険料の相場:月額1,500円~2,000円程度

個人経営のエステティックサロン
個人経営の3席程度の小さなエステティックサロン。特殊な機械をあまり使用せずハンドマッサージを中心とした施術を行っている場合。

  • 基本補償:200万円
  • 特約:施設賠償責任保険を1億円に拡充、受託者賠償責任保険金、施術行為起因損害賠償保険金、人格権侵害賠償責任保険金
  • 保険料の相場:月額1,000円~1,500円程度

まとめ

店舗総合保険と火災保険の違いと店舗総合保険の相場をご紹介しました!店舗総合保険は、店舗オーナーにとって必ず入るべき保険ですが、よく考えずに加入してしまうと想定以上の保険料を支払うことになったり、いざというときに十分な補償を受けられなくなることがあります。
最近は業種や必要な補償内容などを選択していくだけで、保険料のシミュレーションができるサイトもあるので、そのようなサイトを利用してみると簡単に保険料がいくらくらいになるのかを知ることができます。

また、もしすでに店舗総合保険に加入している店舗オーナーの方で、店舗に損害が出てしまったとき、これは補償の範囲内なのかわからないという事案が発生した際には、店舗総合保険や火災保険で店舗の破損箇所を修繕してくれる修理業者に相談してみるのもひとつの手です。
例えば、店舗の屋根が破損してしまったとき、店舗総合保険の補償内で直すことができる場合がありますが、本当に保険の範囲内なのかを知りたいときにはヤネラボなどの店舗総合保険で屋根の修理を行っている修理業者に依頼して点検をしてもらうと、店舗総合保険の申請の仕方までレクチャーしてくれます。

ヤネラボはドローンを使用して屋根の撮影を行うため、高いところに登って作業する必要もなく、短時間で点検が終了するので近隣の迷惑にもなりません。店舗総合保険が使えるかどうかお悩みの方は、ぜひ一度ヤネラボに相談してみてください。

 

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