コラム

2021.01.04

店舗総合保険の保険料の目安と活用したい5つの特約

  • 火災保険
店舗総合保険の保険料の目安と活用したい5つの特約

備えあれば憂いなしという言葉がぴったりの保険。

個人に向けた生命保険や損害保険にすでに加入している方は多いと思いますが、お店の建物や什器における損害を補償できる店舗総合保険は、お店を持つ経営者ならその特徴や利点を必ず理解しておきたいところです。

店舗総合保険は、自然災害や想定外の損害などのさまざまなリスクに対応できる幅広い補償範囲が魅力的で、お店の業務形態に合わせた便利な特約をつけることもできます。

この記事では、店舗総合保険の補償範囲や保険料の目安、そして上手に活用したい5つの特約について詳しくご紹介していきます。

飲食店などの大事な店舗を抱えるみなさんは是非参考にしてください。

店舗総合保険の補償範囲や保険料の目安

店舗総合保険

店舗総合保険とはどのようなものなのか、基本的な仕組みやあらゆるリスクに対応できる補償範囲、そして気になる保険料の目安についてご説明していきます。

店舗総合保険の仕組み

店舗総合保険という名前から想像できるように、店舗において起こることが想定される損害や賠償に対する補償が充実している保険で、飲食店などで重宝されています。

加入する場合は、保険会社によるお店のや所在地や建物の構造など保険料に関わる部分のチェックが入ります。事故が起きやすい場所などは保険料が割高になる傾向があります。

保険プランは契約する会社ごとに特徴のあるものが用意されているため、みなさんが持つお店にとってどのプランが適切か判断した上で最適な契約を交わしましょう。

損害に対する補償範囲

店舗総合保険の魅力である幅広い補償範囲ですが、自然災害で起こった損害の補償や想定していなかった事故やトラブルに対する補償まで、お店に必要な補償を選んだ上で最終的なプランを決定する運びとなります。

【店舗総合保険の補償例】

  • 近隣からのもらい火や落雷で起きた火災による機器の故障
  • ガス爆発によるお店の損壊
  • 台風や豪雪の重みによる屋根の損壊
  • 自動車の追突による建物の損壊
  • 水道管破裂による什器や商品の汚損
  • 現金や商品の盗難、それに伴う窓ガラスや鍵の破損
  • 台風や集中豪雨で起きた洪水による床上浸水
  • 労働争議による建物の破壊行為

このように、さまざまなケースに対応できる補償範囲があり、保険会社で提供される基本プランには含まれていない特例の保障を追加して、店舗にとって最適な保険にしましょう。

保険料の目安

店舗総合保険の保険料は契約する会社によって金額差がありますが、一般的には以下の要素が保険料決定に影響しています。

  • お店の所在地
  • 店舗面積
  • 業務内容
  • 補償内容
  • 契約年数
  • 特約などのオプション

保険料をできるだけ抑えたい場合は、不要な特例を外す、保険料をまとめて支払う、補償に自己負担額を設定する、長期に渡る契約を結ぶなどして料金を安くすることもできます。

保険料の目安は上記の複数の項目が影響するため一概に言えませんが、いくつかの具体例を挙げてご紹介します。

東京都杉並区・鉄骨耐火コンクリート造(1級構造)・飲食店・保険料一括支払いという条件で1年間の店舗総合保険を契約した場合、建物の契約金額5,000万円、設備・什器の契約金額2,000万円、商品・製品等の契約金額100万円という補償内容で年間81,280円の保険料が必要になります。

さらに休業損失補償の契約金額(日額)・約定復旧期間6か月・最大支払限度額1,800万円という条件を加えた場合は、年間で91,760円の保険料になります。

小規模のエステティックサロンのような特殊な機器を使わない店舗では、補償範囲を狭めた契約ができます。設備・什器等の契約金200万円のプランに、特約で受託者賠償責任保険金・施術行為起因損害賠償保険金・人格権侵害賠償責任保険金を加えて契約した場合、年間13,440円の(月々1,120円)の保険料で済ませることが可能です。

万が一に備えた保険は、損害を受けた後の経営を立て直すためにとても大事なので、保険料に割くコストは妥協しないことをおすすめします。

店舗総合保険で活用したい5つの特約

店舗総合保険

保険料の目安はお店の所在地や店舗面積、補償範囲などで変わってきますが、特定のリスクに備えることができる便利な特約も活用していきましょう。

ここからは、店舗で起こり得るさまざまなリスクに対応できる店舗総合保険で活用したい特約をご紹介していきます。

生産物賠償責任の補償

飲食店などお店で何らかの物を製造して提供している場合に活用したい特約が「生産物賠償責任の補償」です。

この補償は、提供した料理でお客様が食中毒を起こしたり、異物混入によってお客様に過失を与えてしまった場合などに適用されます。

お店で細心の注意を払って料理を提供していても、製造や仕入れの過程で防ぐことができないリスクも生じてしまうため、飲食店では生産物賠償責任の補償の特約をつけることが推奨されています。

生産物賠償責任の補償は被害防止のために使用した費用や、過失を受けたお客様に対する損害賠償、裁判費用にも適用されます。

裁判のために雇った弁護士費用も補償されますが、消費未期限切れの食材を使用して食中毒を発生させた場合など、お店側に重大な過失があった場合は適用外となることを覚えておきましょう。

食中毒見舞保険金(営業停止見舞金)

生産物賠償責任の補償ではお客様に対する賠償金をカバーできることをご紹介しましたが、食中毒見舞保険金は食中毒によってお店の営業停止を余儀なくされた場合などに活用できる特約です。

飲食店における保険料は1,000円〜4,000円が目安となり、営業停止期間1日につき20万円〜100万円の見舞金を受け取ることができます。

飲食店の場合、たった1日営業を停止するだけでも大きな経済ダメージを受けてしまうため、万が一の備えとして食中毒見舞保険金の契約を結んでおくことは大事です。

保険に入るだけではなく、店内の殺菌やスタッフ来店されたお客様への消毒も欠かすことはできません。

人格権侵害賠償責任の補償

店舗総合保険には盗難に対する補償も設けられていますが、お店側が万引き犯と間違えて無実のお客様を取り押さえてしまうケースもまれにあります。

名誉を傷つけられたとして損賠賠償を請求される可能性もありますが「人格権侵害賠償責任の補償」の特約をつけておけば賠償金に対する補償を受けることができます。

小規模の店舗で常にお客様の行動に気を配ることができる場合は必要ありませんが、日頃から万引被害に遭っているようなお店は人格権侵害賠償責任の補償を契約に入れることを検討しましょう。

受託者賠償責任の補償

お店に来店されたお客様の荷物を預かるサービスはよくありますが、保管中に汚してしまったり傷つけてしまってトラブルになるケースがあります。

多くの場合、お店側が損害賠償責任問題を負うことになりますが、このような場面で活用できるのが「受託者賠償責任の補償」です。

受託者賠償責任の補償は保険会社によって契約内容が異なる場合もあり、A社では荷物が紛失した場合は対象になる、一方B社では荷物が紛失した場合は対象にならない、という真逆のパターンもあります。

受託者賠償責任の補償はさらに特約を付与することができ、火災で作動したスプリンクラーによる水漏れやトラックなどで荷物を運送している間に起きた破損などにも適用範囲内にすることが可能です。

お客様の大切な荷物を預かる際に、万が一の事故が想定されるお店では受託者賠償責任の補償をしっかり契約に入れておきましょう。

施設賠償責任補償

施設賠償責任補償は、業務遂行中になんらかの事故でお客様に怪我を負わせたり、財産を傷つけてしまった場合の賠償責任を補償するものです。

飲食店ではお客様にコーヒーをこぼして洋服を汚してしまったり、火傷を負わせてしまうなどの人為的なミスは比較的起きやすく、施設賠償責任補償でしっかりお客様のアフターケアを行うことがとても大事になってきます。

また、建物や設備が原因となる賠償事故も補償範囲内となっており、プロパンガスの爆発によって隣接する店舗を損壊してしまった場合や、お店の看板の落下によりお客様の車を破損してしまった場合なども対応ができます。

幅広い補償範囲になっているため、上記のようなリスクが想定できる店舗では特約として契約に含めておきたいところです。

まとめ

店舗総合保険は、お店の存続に関わるような重大な損害やトラブルに対する補償が充実しており、所有する店舗の業務形態に合わせた最適な契約を交わすことが大事になります。

保険料の目安はお店の所在地・店舗面積・業務内容・補償範囲・契約年数・特約などのオプションによって変わりますが、小規模な店舗であれば年間1〜2万円の契約で店舗総合保険に加入することもできます。

保険料は、補償範囲を狭めて契約年数を増やすことで料金を抑えることができますが、一般物件の場合は火災保険に加入して特約で補償範囲を補うことでコストを抑えることも可能です。

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