コラム

2020.04.22

落雪対策の比較と隣家からの落雪時の心構え

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落雪対策の比較と隣家からの落雪時の心構え

ヤネラボの本記事では、積雪対策の価格と落雪の防止度を比較し、具体的な積雪対策を記載しています。
また、隣家からの落雪時『知っておくと役立つ2つのポイント』なども記載しています。


 

積雪対策の比較


積雪対策の比較では、主な積雪対策5つの価格や落雪の防止度合いなどを比較しています。
 

雪止め金具の取り付け

価格 約数百円(1個)
落雪の防止度 普通

雪止め金具は、安価で入手できますが、屋根に難十センチもの大量の雪が積もってしまうと、雪の重みで金具が伸びてしまい落雪防止の効果がほとんどなくなってしまいます。
 

無落雪屋根に替える

価格 約数百万円
落雪の防止度 非常に高い

無落雪屋根は、約数百万円と高価ですが、屋根の軒先が高くなっている構造から、屋根が潰れないかぎり落雪することがなく、落雪の防止度は非常に高いです。
 

電気式の屋根融雪システムを設置

価格 約65万円~320万円
落雪の防止度 非常に高い

※屋根の面積により上記目安金額を上回ることもございます。
電気式の屋根融雪システムは、常に雪を融かすことができるため、屋根に雪が積もることがなく、落雪の心配はありませんが、ヒーターで雪を融かすため、電気代金がかかります。
 

融雪ネットを取り付ける

価格 約数十万円
落雪の防止度 高い

融解ネットは、屋根の一部にあるヒーターで雪を融かすため、落雪をしいくくできます。
ヒーターの無い部分には雪が積もるため、雪の積もる量によっては、落雪が起こる可能性があります。
 

屋根雪落雪システムを設置

価格 約30万円~(10㎡)
落雪の防止度 低い

※屋根の面積により上記目安金額を上回ることもございます。
屋根雪落雪システムは、意図的に小規模な落雪をおこすため、落雪の防止度は低いです。
大規模な落雪を防ぐことで落雪による被害を軽減できます。
 

具体的な積雪対策

上記で比較した5つの積雪対策を個別にご紹介します。
 

雪止め金具の取り付け

雪止め金具の取り付けは、屋根材に引っ掛け金具を取り付けることで、雪による被害を軽減する対策方法です。

雪止め金具には種類があり、スレート屋根用や日本瓦用、金属屋根用もあります。

スレート用の雪止め金具は、隙間に雪止め金具を差し込んで返しを引っ掛けるだけなので、比較的簡単に取り付けが可能で、屋根に上れる方ならば素人の方でも取り付け可能です。

日本瓦や金属屋根用の雪止め金具は、スレート用雪止め金具と比べ複雑なため、業者に依頼することをおすすめします。
 

無落雪屋根に替える

無落雪屋根は、屋根の形状をバタフライ状にすることで、雪の落下を防止する対策です。

中心に向かって凹んでいる形状の屋根を使うことで、雪を軒先に落下させることを無くすことができます。

雪を溶かし続けるので、屋根に雪を積もらせず、重労働かつ落下の危険のある雪掻きをせずに済みます。
屋根のリフォームなどで屋根の形状を無落雪屋根にするのは難しく、新築向きの落雪対策です。
 

電気式の屋根融雪システムを設置

電気式の屋根融雪システムは、屋根材を温めることで屋根に雪が積もるのを防ぎ、落雪などの損害を防ぐ対策です。

屋根に積もる雪を融かすので、重労働かつ落下の危険のある雪掻きをせずに済みます。
 

融雪ネットを取り付ける

融雪ネットは、雪の積もりやすい屋根の軒先部分に電気式ヒーターのネットを設置することで積雪を防いで、落雪による損害を防止する方法です。

こちらも、雪を溶かし続けるので、屋根に雪を積もらせず、重労働かつ落下の危険のある雪掻きをせずに済みます。
 

屋根雪落雪システムを設置

屋根雪落雪システムは、三角屋根の一番高いところに、アンテナ式のヒーターを設置することで雪を溶かし、屋根の頂上で雪を割って小さな落雪をおこす対策です。

落雪の被害は屋根に積もった雪の量が多いほど危険になります。こまめに小さな落雪を起こすことで、大きな落雪を未然に防ぐことができます。
 

隣家からの落雪時『知っておくと役立つ2つのポイント』

隣人と落雪によるトラブルになったときに、『知っておくと役立つ2つのポイント』があります。
 

隣家は未然に落雪対策をする義務はない

落雪は台風や地震、竜巻などと同じ自然災害となっており、未然に落雪対策をする義務はありませんが、トラブルを避ける意味では、近隣にお住いの方にご迷惑がかからないよう対策を打っておくことも必要なのではないでしょうか。

また、豪雪地方などの毎年落雪が起こる地域では、落雪対策をする義務があると裁判所では判決が出ているようです。
 

隣家が落雪被害の支払いをする義務はない

落雪対策の義務と同じように、落雪は台風や地震、竜巻などと同じ自然災害なため、基本的には隣家に修理費用の支払い義務はありません。

また、落雪対策と同様に、豪雪地方などの毎年落雪が起こる地域では、落雪費用を支払う義務があると裁判所では判決が出ているようです。
 

まとめ

積雪対策の比較や具多的な対策方法、隣家からの落雪時『知っておくと役立つ2つのポイント』を記載いたしました。

隣家の落雪の被害は、義務化されていないことから、ご自身の負担になることもあるようです。

そんな場合は、火災保険の「雪災補償」をお使いになってはいかがでしょうか。

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