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2021.02.14

瓦屋根の漆喰補修DIYをおすすめできない3つの理由

  • 火災保険
瓦屋根の漆喰補修DIYをおすすめできない3つの理由

現在も多くの家で使われている瓦屋根。

古来より日本家屋には瓦屋根はつきものと思われがちですが、実は瓦屋根が多くの家で頻繁に使われるようになったのは約150年前から。大きく分けて粘土系とセメント系の2種類に分類される瓦屋根には、経年劣化で漆喰が目立ってしまうというデメリットがあります。

高額な補修費用を払いたくないという方は自分で補修できないかと考えるかもしれませんが、漆喰の補修作業をDIYすることはおすすめできません。その理由を、この記事では詳しく紹介していきます。

そもそも漆喰とは

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まずは、漆喰の特徴と補修の頻度について紹介していきます。

特徴

漆喰とは、瓦屋根の上にある棟の土台を守るために塗り込んでいる材料のことです。

日本の伝統的な家屋に使用されているだけではなく、5000年以上前の世界中のさまざまな建築物にも漆喰は使用されています。

武家屋敷やお城の壁に使われるようになり普及しましたが、見た目の美しさと共に、漆喰の原料が消石灰をベースに作られているので燃えることがなく、防火という意味合いでも使われていたようです。
漆喰にはヒビ割れしやすく汚れが目立つというデメリットはあるものの、耐火性と抗菌性が高いというメリットがあります

屋根瓦に使われる瓦の耐久年数は50年から60年と言われていますが、漆喰の寿命は20年前後だと言われています。朽ちたり剥がれたりするので、定期的なメンテナンスが必要です。

補修の頻度

高級感溢れる仕上がりになり調湿効果が優れている漆喰ですが、定期的なメンテナンスを行わなければ、ひび割れが目立ってしまいます。

一般的な漆喰補修の頻度は、10年に1度です。相当な経験がある職人さんが施工を行えば100年は持つと言われているほど耐用年数の高い建築素材ではあるものの、常に綺麗な状態を維持するためには10年に1度は補修を行いましょう。

補修の頻度はあくまでもメンテナンス期間の目安なので、もちろん見た目で気になることがあれば補修が必要です。雨が多い地域、強風の影響、自然災害などで耐用年数が減ることも十分に考えられますので、あくまでも目安として10年と覚えておきましょう。

劣化を放置すると雨漏りの原因になる

瓦屋根の漆喰補修は、見過ごされがちで放っておかれる場合が多いです。

家の外から屋根を見上げても漆喰部分の劣化はあまり気付かず、気付いた時には棟全体がダメージを受けているというケースが非常に多いです。

漆喰の劣化でヒビが入るとそこから雨水が侵食し、内部に水分や湿気を溜まった状態で放置しておくと雨漏りの原因になります。

高級感のある漆喰はヒビ割れで外観が悪くなりますので、常に綺麗な状態を維持するためには定期的なメンテナンスが必要不可欠です。

漆喰補修のDIYをおすすめできない理由

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瓦屋根の漆喰補修を業者に頼んだ場合、平均費用相場は40万円から70万円です。

必ず足場を設置しなければいけないのでその費用が高額であるという点と、しっかりと完成させるには長い時間と熟練の技術が必要になるという点で安くない費用がかかります。

そこまで高い費用を捻出することはできないという方は、自分で補修できないかと考えるかと思いますが、DIYはおすすめできません。その理由を、以下で説明していきます。

準備に手間がかかる

瓦屋根の漆喰補修のDIYをおすすめできない理由のひとつ目は、準備に手間がかかり過ぎるという点です。

  • 足場を組み立てる必要がある
  • 漆喰を購入する
  • 専用工具一式をすべて揃える

数え上げればキリがない程、しっかりとした漆喰補修を自分で行う場合は、揃えなければいけない準備の手間が非常に多いです。さらに漆喰補修のメンテナンスは10年に1度なので、例え全て購入して揃えたとしても10年に1度しか使えないのであれば効率的ではありません。

どうしても自分で行いたい方は軽度な破損、部分的なヒビ割れであればDIYが可能です。漆喰や屋根の上で作業するために必要な工具、靴などはホームセンターなどで揃えることができますし、ネット通販でも購入できます。

軽度なのでDIYで修理したいという方は、落下リスクを考慮しながら慎重に作業を行うようにしましょう。

屋根上での作業が危険

瓦屋根の漆喰補修のDIYをおすすめできない理由のふたつ目は、屋根に登っての作業が危険だという点です。漆喰の補修は、状態を見極めて『漆喰の詰め直し』と『棟瓦の取り直し』の2つの方法がありますが、どちらも素人が屋根の上でひとりで行える作業ではありません

漆喰の詰め直しは、劣化した漆喰をきれいに取り除き、下地の状態を整えた上で漆喰を塗り込みながらヒビ割れと崩れを補修していくというものです。部分的な補修に適しているのはこちらの作業なので、DIYする場合はこちらを選択しましょう。

棟瓦の取り直しは大規模な工事になりますので、絶対にDIYは不可です。棟の部分を解体し、そこに新しい瓦を積み上げて下地を作り替える作業になりますので、屋根上での危険な作業が続くため、プロに任せることをおすすめします。

高所での作業は危険が付きまとい、転落事故のリスクが必ずあります。上記のような作業を不安定な屋根の上で行わないといけないと考えれば、DIYは危険であるとお分かり頂けたかと思います。

施工に技術が必要

瓦屋根の漆喰補修のDIYをおすすめできない理由のみっつ目は、施工に熟練の技術が求められるという点です。

漆喰の詰め直しの作業であればDIYでも可能だと前述しましたが、それにも相応の技術が必要です。具体的に説明すると、素人では漆喰を塗り増したところで根本的な解決になるかどうかの判断がつきません。棟の瓦が劣化しているのであれば、塗り増したところで内部に侵入してくる水分を防ぐ根本的な解決にはならず、それは素人目では判断がつきにくいです。
さらに、漆喰の塗り方にも高い技術が必要です。塗りすぎは駄目、薄すぎても駄目なので、職人さんの腕が出るところでもあります

漆喰の調整は熟練の職人さんでも難しいので、素人が漆喰を塗ったところで逆効果になってしまうこともあります。

漆喰補修を安くする方法

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瓦屋根の漆喰補修平均費用相場は40万円から70万円と前述しましたが、この費用はあくまでも相場なので、安く抑えることも可能です。その方法を以下で紹介していきましょう。

複数業者で比較検討

複数の修理業者に見積もりを依頼し、費用を比較しながら検討しましょう。

実際に自宅まで来てもらい見積もりを出してもらうことはもちろんですが、最近では無料で屋根修理業者の一括見積もりがネットで簡単にできるサイトもあります。それを使えば、自宅にいながら一気に多くの修理業者から見積もりが届きます。

複数の修理業者に見積もりを依頼して費用を比較検討しなければ、相場が分かりません。劣化具合、作業工程、実際に修理を行う職人さんの実績なども重要ですが、費用を最重要視している方は、必ず複数業者に見積もりを出してもらうことをおすすめします

火災保険を利用する

火災保険を適用して漆喰補修ができる可能性があることを知っていましたか?

火災保険は文字通り火災被害だけを補償しているものだと思われがちですが、風災被害による修繕費用を補償してくれるオプションもあります。これは一般的なオプションなので、多くの火災保険には適用されているはずです。

風災被害による屋根の破損は修理費用が保険適用されますので、例えば台風による強風で漆喰が破損してしまったり、台風が原因で雨漏りが発生してしまったという場合は、火災保険を適用して実質負担0円で漆喰の補修を行えます

決して安くない金額がかかる漆喰補修なので、火災保険の適用範囲内でしたら絶対に利用した方がお得です。

火災保険で屋根を修理してもらうには修理見積書と被害箇所写真が必要になりますので、保険会社に問い合わせてから、修理業者に依頼して見積書と写真を用意してもらいましょう。もちろん自分で見える部分が破損していれば、自分で写真を撮影しても構いません。

火災保険には加入しているものの屋根修理ができると思っていなかったという方はとても多いので、風災被害による屋根破損被害に関しては、しっかりと保険を適用してもらいましょう。

まとめ

瓦屋根の漆喰補修DIYをおすすめできない理由を紹介してきましたが、参考になりましたか?

屋根上での作業はとても危険で、漆喰補修は熟練の職人技が必要な作業になりますので、むしろ逆効果になってしまう可能性すらある漆喰補修は、自分では行わない方が良いでしょう。

火災保険の適用などで実質負担額0円で補修ができる可能性もありますので、今一度自分の加入特約などを確認しておきましょう。

漆喰補修を考えている方は、ぜひヤネラボの利用をご検討下さい。最新鋭のドローンマシンを使った点検は、屋根の下でお客様と共に行います。

まずは完全無料のWEB相談から、気軽にご連絡下さいませ。

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