コラム

2021.01.14

火災保険を利用して台風で壊れた屋根瓦を修理できない3つのケース

  • 火災保険
火災保険を利用して台風で壊れた屋根瓦を修理できない3つのケース

毎年日本には台風が数多くやってきて、甚大な被害をもたらします。近年は温暖化の影響なのか昔と比べて強力な台風も増えてきているので、自宅の屋根瓦が被害を受けてしまったという方もたくさんいます。
屋根瓦が剥がれてしまうと、そこから雨漏りが起きて家財道具や床が濡れてしまったり、さまざまな被害が出て生活が困難になることもあります。
少しの被害なら安価な費用で修理することもできますが、屋根の瓦を全面張り替えなければいけなくなった場合など、被害状況によっては多額の費用がかかることもあるので、常に自然災害に備えて貯蓄をしていない限りそんな高額な修理費用を用意することは難しいでしょう。

そんな場合、火災保険に入っていれば保険を利用して屋根瓦の修理をしてもらえることをご存知ですか?火災保険は家を購入した方の大半が加入している保険ですが、火災以外の場合でも補償が適用されることがあります。
しかし、場合によっては火災保険の適用外となってしまい、保険金が出ないということもあるので、今回は火災保険で屋根瓦を修理できない3つのケースと台風から屋根瓦を守るにはどうすれば良いのか、そして台風で屋根が壊れてしまったときの修理費用の目安をタイプ別にご紹介します。

火災保険で屋根瓦を修理できない3つのケース


火災保険はその適用範囲が意外と広く、台風などの風災の一部にも適用されますが、一般的にそのことを知っている方はあまりいません。
しかし、台風によって自宅の屋根瓦が被害を受けたとき、全ての場合に関して火災保険で保険金が支払われるわけではないので注意が必要です。
では、一体どのような場合に火災保険が適用されないのでしょうか?ここでは、火災保険で屋根瓦を修理できない3つのケースをご紹介します。

自然災害による損害と認められなかった

火災保険が屋根瓦の修理に適応されないケースとして最初に挙げられるのが、自然災害による損害と認められなかった場合です
火災保険で屋根瓦の修理をすることができる自然災害とは、風災や水災、落雷のことですが、ほとんどが風災による被害で修理が必要になります。

  • 風災:台風・旋風・竜巻・暴風など
  • 水災:洪水・高潮・土砂崩れなど
  • 落雷:雷が落ちたなど

火災保険は台風や集中豪雨などの自然災害によって屋根瓦の修理が必要になった場合にのみ、保険金が支払われる仕組みになっているので、自然な消耗による経年劣化などで屋根瓦が破損したと損害鑑定人に認定されてしまうと、残念ながら保険金は支払われなくなってしまいます。
家を建ててから20年以上経過していて、一度も屋根のリフォームを行っていないような場合、本当に台風によって屋根瓦が壊れてしまったとしても経年劣化と認定されてしまうことが多いので注意が必要です。

請求期限を過ぎている

一般的に、火災保険の保険金請求期限は被害が出てから3年となっています。これは、保険法第九十五条によって定められています。
請求期限が定められている理由は、自然災害や火災によって損害が発生してから長期間経過してしまうと、損害についての調査が困難となり、適正・迅速な保険金の支払いができなくなってしまうからです。
では、3年以内に自然災害で損害を受けたが、火災保険が適用できることを知らずに直してしまったという場合はどうなるのでしょうか?
この場合、自然災害によって屋根瓦が損害を受けたことを立証できれば保険金の請求が可能となります。修繕を行う前後の写真や罹災証明書、工事業者の見積書などが残っていれば保険金が出る可能性があるので、保険会社に請求できるかを確認してみましょう。

損害額が免責金額内

台風によって自宅の屋根が被害を受けたとき、その損害額(修理費用)が免責金額内であった場合には保険金が支払われませんので自己負担で修理を行うことになります
自分の契約している火災保険のプランの免責金額の設定がどのようになっているのかに注意して、一度契約内容を確認しておくことをオススメします。
また、昔の契約のまま放置してしまっている場合、風災補償の免責金額がフランチャイズ方式で設定していることがあるので、損害額が20万円に満たないと保険金が支払われません。
最近の火災保険の契約では、免責金額を3万円や5万円に設定していることが多いため、損害金がいくらであったとしてもその金額を差し引いた額の保険金が支払われる場合がほとんどです。
ちなみに、火災保険は保険加入時に自分で設定した保険金額の上限に達するまで何度でも申請することが可能なので、一度申請してしまったからといって契約が終了してしまうようなことはありません。
古い火災保険のプランを契約しているという方は、プランの内容を見直すことも視野に入れてみましょう。

台風から屋根瓦を守るには?

台風によって自宅に起こる最悪の事態は屋根が被害を受けてしまうことです。屋根瓦は、風速25mの暴風域に入ると飛び始めてしまいます。その地域に自宅が該当している場合、屋根瓦が飛んでいってしまう可能性が高いと思っておきましょう。
では、そのような事態になってしまった場合どのような被害が想定されるのか、そして事前にできる対策にはどんなことがあるのかをご紹介します。

想定される屋根への被害例

もし台風で屋根が破損してしまったらどうなってしまうのでしょうか?自宅が台風で風速25mの暴風域に入ってしまった場合、下記のような被害を受ける可能性があります。

台風でよくある屋根への被害例

  • 強風で屋根瓦が飛んでいってしまった
  • 屋根瓦が暴風でズレた
  • 屋根瓦がズレたところから雨漏りが生じた

しかも、台風の被害で怖いのは自宅の屋根への被害だけではありません。稀ですが、屋根瓦が飛んでいって隣の家の窓ガラスが割れてしまうこともあります

台風の被害から屋根瓦を守るための対策

台風で壊れた屋根は、火災保険で直すことができる場合もありますが、まずは被害を受けないことが一番大切です。そのためには、台風が到来する季節にやっておくべきことや台風の進路のチェックなどを怠らないようにしましょう。

台風が来る前にやっておきたい事前対策

  • 屋根の定期点検
  • ブルーシートを張っておく

特に屋根の定期点検は、わずかなひび割れやズレなどを見つけることができます。いざ台風が直撃したときでも、その被害を最小限に抑えることができるのでやっておくべき事前対策ですが、自分で行うと転落の危険があるため大変危険です

そんなときにぜひ活用していただきたいのが、北関東で初めてドローンを用いた屋根の点検を行っているヤネラボです。専任の担当者が行っている点検の状況を、一緒にモニターで確認しながら進めるので安心です。
屋根に登らないで点検ができるため、職人が転落する危険もなく作業時間も短く済むので非常にオススメです。
近年の強力な台風や豪雨などで屋根が傷んでいる可能性もあるので、屋根の定期点検はとても大切です。ぜひ定期的に点検を行っておきましょう。

台風で屋根が壊れてしまったときの修理費用の目安

台風によって自宅の屋根瓦やスレート板などが壊れてしまったとき、加入している火災保険の条件に合えばそれを利用して修理することが可能です。しかしもし火災保険を利用できなかった場合、屋根の修理には一体いくらくらいかかるのでしょうか?
火災保険を利用して屋根の修理をできることが一番良いですが、万が一利用できなかったときのことも考えてどのくらい費用がかかるものなのかを、比較のためにも屋根の素材のタイプ別に知っておきましょう。

下記の価格はあくまで大まかな費用ですので目安として参考程度にお考えください。

屋根瓦は部分的な交換なのか全体を交換するのかで費用がかなり違ってきます。部分的な交換の場合、一般的に大体3~15万円程度で行えることが多いですが、屋根の全面の瓦を交換する場合、100万円程度かかることもあります。
瓦は種類によっても値段が違ってきますし、屋根の広さによってもかかる費用は変わってきますが、屋根の全面を交換する場合はかなりの費用がかかると思っておいてください

スレート板

近年ほとんどの家の屋根はスレート板という素材を使用しています。スレート板は安価で耐火性があり耐震性にも優れた非常に優秀な屋根材ですが、頂上の部分に使われている棟板金は風に弱いため、台風の影響で外れてしまうことがよくあります
スレート板は部分的な補修であれば1枚5千円~3万円、全面を張り替える場合には約30m坪で120万円程度かかります。

トタン屋根

昔よくみられたトタン屋根は、軽くて安価なことが特徴の屋根材です。現在では、トタンをガルバリウム鋼板に張り替える方も多くなっています。
トタン屋根は1㎡あたり7千円~1万2千円程度ですので、約30坪の屋根全面を張り替えるには100万円~180万円程度かかります。
トタンの代わりに使うことが多いガルバリウム鋼板は、1㎡あたり9千円~1万4千円程度ですので、約30坪を張り替えるのに130万円~210万円程度かかります。

まとめ

火災保険で屋根瓦を修理できない3つのケースと台風から屋根瓦を守るにはどうすれば良いのか、そして台風で屋根が壊れてしまったときの修理費用の目安をタイプ別にご紹介しました。
台風が原因で自宅の屋根瓦が壊れてしまったとき、火災保険を使って修理をすることが可能ですが、補償を受けられない場合もあるので、自分が加入している火災保険の補償内容をよく確認しておきましょう。

上記でもご紹介したヤネラボでは、火災保険を利用した屋根の修理も行っています。屋根の点検から図面の作成、見積もりや修理をワンストップで行い、火災保険の申請のサポートも行っています。台風で屋根瓦が壊れて火災保険で直せないかとお困りの方は、ぜひ一度ヤネラボへご相談ください。

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