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2021.02.27

トタン屋根のケレン作業とは?DIYのコツやサビ取り法4つを解説!

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トタン屋根のケレン作業とは?DIYのコツやサビ取り法4つを解説!

安価で軽く、加工しやすいトタンは、現在でもさまざまな場所で使われています。通販のほか、ホームセンターでも手に入れることができるため、トタン屋根のDIYを行う方もたくさんいらっしゃるようです。
トタン屋根DIYにもいろいろありますが、中でも多いのがトタン屋根の塗装です。

「ケレン作業」とは、トタン屋根の塗装を行うときに重要になる作業のこと。この記事では、トタン屋根のケレン作業や、ケレン作業の種類などについて詳しく解説していきます。

トタン屋根のケレン作業とは?

トタン屋根 ケレン diy

トタン屋根の塗装に欠かせないのがケレンと呼ばれる作業です。ケレンという言葉を初めて聞いたという人は、ケレンとは何かの専門用語で特殊な作業のように感じるかもしれませんが、英語の「クリーン(CLEAN)」が訛ったものが「ケレン」の語源だと言われています。
つまり、ケレンとはきれいにすることです。サビてしまったトタンのサビを落とし、きれいな被塗面を作ることで、新しく塗る塗料を定着させやすくします。
下地処理などと言われることもありますが、行う作業としては同じです。サビや汚れをきれいにして、塗料を塗るための準備を行います。
ケレンを行わなかったり、きちんときれいにしないと、塗料がしっかりと定着しないため、紫外線や風雨の影響で簡単に剥がれ落ちてしまうことになります。
塗料が中途半端に剥がれると見た目が悪くなってしまうだけでなく、剥がれた部分からサビが生じてしまうため、トタン屋根を劣化させてしまう原因になります。

ケレンを行う目的

ケレンを行う目的について解説します。ケレンを行う目的は2つに分けられます。

塗装する面を整える

前述の通り、新しく塗料を塗る部分をきれいにすることがケレンを行う大きな目的です。トタン屋根を塗装するのは、見た目をきれいにするだけでなく風雨やサビ、汚れからトタン屋根を守ることを目的としています。
塗装がその効果を最大限に発揮し、さらにその効果を長持ちさせるために重要なのが、被塗面に塗膜がしっかりと定着しているかどうかということです。
せっかく高性能な塗料を用意しても、その下に古い塗料や汚れが残っていると本来の効果を発揮できなくなってしまいます。

トタン屋根の場合、サビをそのままにしてしまうと内部でサビが進行してしまう可能性もあるため、しっかり取り除くことが大切です。

塗料を定着させやすくする

ケレンには被塗面をきれいにするだけでなく、細かな凹凸をつけることで塗料を定着させやすくする効果もあります。

つるつるのガラスにペンで文字を書いても拭けばすぐに落ちてしまいますが、ザラザラした紙に書いたら拭いても落ちませんよね。
これは表面の細かな凹凸に塗料が入り込むことによって剥がれにくくなるためです。同じことをトタン屋根でも行うことで、塗料がしっかりと定着する被塗面を作ることができます。

ケレンの重要性

ケレンはトタン屋根の塗装において、非常に重要です。高性能な塗料を使うより、何度も重ね塗りを繰り返すことよりも、ケレンをしっかり行うことが大切なのです。
ケレンが塗膜の寿命に及ぼす影響は大きく、50%近くにもなると言われています。
最新の高性能な塗料を買う、重ね塗りをしっかりすることも大切ですが、その前の段階のケレンを念入りに行うことが何よりも重要です。

トタン屋根のDIYを行う際には、丁寧にケレンを行うようにしましょう。

トタンはサビやすい

トタンとは亜鉛メッキを施した鋼板のことです。亜鉛メッキによってサビを防いでいるものの、傷がついりするとすぐにサビてしまい、サビが広がるのも早いというデメリットがあります。

サビやすいという性質を持っているトタンを少しでも長持ちさせることができるのが塗装による保護です。

そのため、塗装の効果を最大限にするケレンをしっかり行ってから塗装をし、トタン屋根のサビを防ぎましょう。

トタン屋根のケレンの4つのレベル

トタン屋根 ケレン diy

サビを落とすケレンはサンドペーパーや工具を使って物理的にサビをきれいにする「物理的方法」と、酸やリン酸アルコールを使ってサビをきれいにする「化学的方法」の2種類があります。
そして、レベルで4段階に分けることができます。

  • ケレン4種(腐食状態:軽い)
  • ケレン3種(腐食状態:やや軽い)
  • ケレン2種(腐食状態:やや重い)
  • ケレン1種(腐食状態:重い)

数字が小さくなるほどサビが進行している状態です。下記では、それぞれの段階のケレンについてご紹介していきます。

ケレン4種

サビがなく、ワイヤーブラシやサンドペーパーを使って、全体的に表面をきれいにすれば問題なく塗装が行えるトタン屋根に適用されます。

ケレン3種

トタン屋根に残った塗膜のほとんどがまだしっかりと密着している状態で、サビは部分的に見られる程度という場合は、ケレン3種が適用されます。
サンドペーパー、ワイヤーブラシ、皮スキなどを使い、サビが生じている部分を取り除いてきれいにします。塗装すべてを剥がすのではなく、サビている部分のみの部分的な除去です。

ケレン2種

塗膜の劣化が進み、広範囲に腐食が見られる場合に適用されます。
ケレン4種、ケレン3種では手作業でしたが、ケレン2種からはワイヤホイール、ディスクサンダー、ニューマチックハンマーなどの電動工具を使い、サビている部分だけでなく全体的な塗膜を取り除いていきます。
電動工具を使うことで、赤錆、黒錆、異物などを取り除くことができますが、完全にサビを除去することはできません。電動工具を使用できない部位や形状の部分は手作業できれいにしていきます。

ケレン1種

ケレン1種は腐敗の状態がもっともひどいときに用いられる方法で、サンドブラスト・ショットブラスト・グリッドブラストと呼ばれるブラスト処理や、化学的方法によって際を取り除いて、金属としての光沢を取り戻します。
遠心力や圧縮空気によって金属粒を吹き付けることで、塗膜をすべて剥がしてきれいにします。ケレン1種は設備などの問題から、現場塗装ではほとんど適用されることのない方法です。もちろんDIYでも行うことができません。

トタン屋根のケレン作業のやり方

トタン屋根 ケレン diy

ここからはトタン屋根のケレン作業のやり方をご紹介していきます。

ケレンは4種、3種、2種、1種とありますが、トタン屋根全体を電動工具できれいにサビ取りするケレン2種の場合、塗装よりも張り替えのほうが費用が安くなります。
そのため、トタン屋根の塗装のためのケレンといえば3種ケレンが行われることが一般的です。
トタン屋根のDIY塗装で何とかできる程度の劣化なのか、屋根修理業者に張り替えを依頼した方がいいのか、一度屋根の状態をしっかり確かめてみましょう。

せっかく苦労して2種ケレンを行い塗装したとしても、すぐに劣化してしまい結局張り替えが必要になるのでは二度手間になってしまいます。

1、屋根にのぼる

屋根をきれいにする作業なので、まずは屋根にのぼる必要があります。はしごを立てかける角度は75°ほどにすると安定します。
ただし、ケレンに限らず屋根にのぼるのは非常に大きな危険が伴うことに注意が必要です。

建設業労働災害防止協会が公表したデータによれば、建設業の死亡災害の事故の型別内訳は「墜落・転落…45.6%」で、そのうちの29.1%が屋根・梁などで発生しています。

普段から仕事として高所作業を行っている職人でも事故が多く発生しているため、くれぐれも無理はしないようにしましょう。
安全性、施工の精度を考えるのであれば専門の業者に依頼するのがおすすめです。

2、高圧洗浄

高圧洗浄機を使って、屋根に付着した汚れをきれいにします。
高圧洗浄機がなければ、水をかけてからモップやデッキブラシなどで屋根を洗いましょう。

3、ケレン作業

ケレン作業を行います。塗膜をスクレーパーで削ってから、サンドペーパーを使って面をなめらかにします。

ケレン作業を行うことで、塗装がしっかりと定着するようにします。塗装の仕上がりを左右する非常に重要な工程のため、手を抜かず、丁寧に行うようにしましょう。
作業が完了したら掃除をしっかり行い、ケレン作業は完了です。その後は養生、コーキング、下塗り、中塗り、上塗りと塗装を行っていきます。

まとめ

トタン屋根のケレン作業は、塗装の工程の中でももっとも重要だと言われている部分です。塗料が最大限効果を発揮するためにはケレンを丁寧に行う必要があります。
屋根は高所にあるため「そもそも屋根がどんな状態になっているのかわからない」「塗装が必要な状態なのか知りたい」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ヤネラボではドローンを使った屋根点検を行っています。ドローンで屋根を撮影するので、お客様にも一緒に確認してもらいながら屋根の状態についてご説明できます。

点検とご説明含め1時間ほどで完了するため、手間もかかりません。また、新型コロナウイルス感染症対策として、立会不要で行えるサービスもあるため、安心です。

屋根の状態が気になるという方はまずは一度ヤネラボまでお気軽にお問い合わせください。

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