コラム

2021.03.02

トタン屋根のカバー工法はDIYで可能?やり方とメリット・デメリット

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トタン屋根のカバー工法はDIYで可能?やり方とメリット・デメリット

トタン屋根に限らず、どんな屋根でも破損してしまったり穴があいてしまったり、雨漏りを起こしてしまうことがあります。

屋根の修理方法にはさまざまな方法がありますが、屋根の劣化がひどい場合には塗装や部分的な補修では対応しきれないため、屋根全体を修理する必要があります。

屋根全体を修理する方法には葺き替え(張り替え)のほかに、カバー工法と呼ばれる方法があります。

この記事では、トタン屋根のカバー工法はDIYでも可能なのかということや、メリット・デメリットなどについて詳しくご紹介していきます。

これからカバー工法でトタン屋根の修理を行おうとお考えの方はぜひ記事を参考にしてみてください。

カバー工法とは?

トタン屋根 カバー工法 diy

トタン屋根がダメになってしまったときにまず考えるのが、トタン屋根の「葺き替え」という方法です。

葺き替えでは古いトタン屋根や防水シートなどを撤去して、新しい屋根材に取り替えるため、経年劣化した屋根全体を新しくすることができますが、材料費だけでなく古いトタン屋根の処分費用などもかかり、費用が高くなります。

そこで次の選択肢として考えられるのが、カバー工法です。雨漏りを起こしている範囲が広い場合や、ダメージが大きく、屋根としてしっかり機能していない場合などに用いられる方法です。

カバー工法は重ね葺きとも呼ばれ、劣化してしまい屋根としての機能を果たせなくなってしまっている既存の屋根材を撤去せず、その上からさらに新しい屋根材を取り付けて修理するという方法です。

カバー工法は近年の屋根修理では主流とも言われています。

カバー工法のメリット

カバー工法にはさまざまな利点もあります。一つ一つ解説していきます。

費用を抑えられる

カバー工法は古い屋根の解体や撤去を行わず、そのまま使用するため解体費用や処分費用を節約することができます。屋根の修理費用はかなり高くなるため、少しでも節約したいとお考えの方も少なくありません。

屋根の解体を行わない分、施工期間が短くなるということもメリットと言えるでしょう。

断熱性が高まる

カバー工法は、屋根材の間に空気の層ができるため、屋根の断熱性が高まります。

トタンは断熱性の低い建築資材ですが、カバー工法を行うことで断熱性が高まるのはメリットと言えるでしょう。

カバー工法のデメリット

カバー工法にはデメリットもあります。メリットだけでなくデメリットについても知って、あらためて修理について検討し直してみましょう。

葺き替えと金額が変わらないことがある

カバー工法では野地板の新設が必要になるため、結局葺き替え工事と同じくらいの金額がかかってしまうことがあります。

費用を抑えられることがカバー工法のメリットでしたが、葺き替えとあまり金額が変わらないのであればカバー工法を行うメリットがありません。

屋根の下地の確認に注意が必要

カバー工法では、屋根の修理を行う前に屋根の下地の状態をチェックしておく必要があります。

屋根は見えている部分だけでなく、内部劣化してしまっている場合もあり、これを放置したままカバー工法を行ってしまうと、内部の劣化が進行し続けることになります。

そうなれば、後々で大掛かりな修理を行わなければいけなくなり、お金も時間も余計にかかってしまうことになるのです。

築30年以上経っているトタン屋根の場合、かなり劣化が進んでしまっていることも多く、雨漏りが発生している屋根は下地が傷んでしまっていることからカバー工法が難しい状態になっていることも考えられます。

屋根が重くなることで耐震性が低下する

下地に問題がなければ、カバー工法を行うことで屋根の耐用年数は20年〜30年ほどになります。しかし、その後でまたさらに修理を行うという場合にはカバー工法は選択できません。

なぜなら、屋根材の重みが家屋の負担になってしまうからです。

そもそもトタン屋根を使っているのは「屋根を重くできないから」ということが理由の場合もあり、建物自体の耐久性が弱い場合や、劣化がかなり進んでしまっている場合はカバー工法での修理が難しいこともあります。

建物の頂点が重くなると、地震が発生した場合の影響が大きくなります。カバー工法では、建物の耐震性が低下してしまうというデメリットも忘れずに覚えておきましょう。

プロに依頼すれば事前にこれらについてしっかりと調査したうえで「カバー工法ができる、できない」と判断することができますが、DIYの場合はこの判断ができないため、後々でトラブルになってしまう可能性も考えられます。

最終的には撤去費用がかかる

カバー工法で修理した屋根をいずれまた修理する可能性がある場合、元からあった屋根材と、カバー工法によって被せた屋根材の2つを撤去することになります。

単純計算で2倍の撤去費用や処分費用がかかることになるため、カバー工法を行ったとしても最終的には撤去費用がかかるということは覚えておきましょう。

トタン屋根のカバー工法のやり方

トタン屋根 カバー工法 diy

ここからは、カバー工法のやり方や手順についてご紹介していきます。DIYで行うという方はこれからご紹介するカバー工法のやり方を参考にしてみてください。

トタン屋根の種類によってもやり方に違いはありますが、ここではトタン瓦棒屋根のカバー工法のやり方をご紹介します。

  1. 電動工具を使い、サビや汚れを取り除く
  2. サビ止めを塗る
  3. 防水シートであるアスファルトルーフィングを敷く
  4. トタンを並べていく
  5. 棟板金を設置する
  6. 棟を重ねる部分にはコーキングを入れ、雨漏りを防止する

トタン屋根にカバー工法はおすすめできない

トタン屋根 カバー工法 diy

トタン屋根は費用を抑えられる、断熱性が高まるなどのメリットはあるものの、デメリットも多く、あまりおすすめできる方法ではありません。

特にDIYの場合、カバー工法を行っても問題ないかどうかの正しい判断を行うことができないため、カバー工法を行っても失敗してしまう可能性が高まります。

カバー工法はすでに屋根としての役割を果たせなくなってしまった屋根の修理として行われる方法であるため、撤去せずに残したとしても下地としての機能も果たしません。

また、無理にカバー工法による工事を行った結果、屋根が吹き飛ばされてしまったというケースもあります。

カバー工法が選ばれるケース

カバー工法が選択されることがあるのは、トタン屋根の傷みがそこまでひどくない場合や、長く暮らす予定のない建物の場合などです。

ほかの手段での修理が難しい場合には検討してみてもいいかもしれません。

屋根修理業者に頼むのが安心

トタン屋根の修理には施工技術も求められますし、そもそもその屋根にどの修理方法が適しているのかを判断しなければいけません。

既存の屋根の下地や劣化具合などの細かなチェックは専門的な知識も求められ、これらのチェックがトタン屋根の後の耐用年数にも大きく影響することを考えると、自分で行うよりもかえって最初から屋根修理業者に依頼したほうが、手間もお金もかからないというケースもあります。

また、屋根の修理は高所作業であるため、どうしても危険を伴います。屋根の雨漏りの応急処置や修理などで死亡事故も起きているため、安全の面から考えても専門家に依頼するのが安心だと言えます。

丁寧に施工を行うためには足場の確保も大切ですが、足場を組み立てるのにも費用がかかります。かといって、不安定な足場で施工をすれば事故を招くことになります。単にコストだけでなく、安全性や将来的な耐久性についても目を向けることが大切です。

火災保険を使えば無料で修理が可能な場合も

わざわざ危険を冒して屋根にのぼってDIYを行わなくても、加入している火災保険によっては、風災などで受けた損害を補償してくれるものもあります。

契約内容によっても補償内容は異なりますが、まずは火災保険の契約内容を確認してみましょう。

まとめ

トタン屋根はカバー工法で修理することもできますが、デメリットも多い方法です。安く済ませられるからカバー工法を選ぶのではなく、その屋根に合った最適な方法で屋根修理を行うことが大切です。

また、DIYの場合は高所作業で死の危険も伴うなど、おすすめすることはできません。

ヤネラボではドローンを使った安全な屋根点検を行っております。点検し、屋根に問題が見つかれば見積りを作成し、ご納得いただけましたら屋根の修理を行います。

また、面倒な火災保険申請の手続きのサポートも行っています。火災保険を使えば、費用を抑えての修理、もしくは0円で修理できるケースもあります。

損害がなければ調査費用はかかりませんので、「そもそも屋根の修理が必要な状態か知りたい」「トタン屋根が破損してしまって困っている」「雨漏りをどうかしたい」など、屋根についてのお悩みがありましたらまずは一度お気軽にお問い合わせください。

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