コラム

2021.03.01

ベランダのトタン屋根をDIYで張り替える手順とおすすめ波板を紹介

  • DIY
ベランダのトタン屋根をDIYで張り替える手順とおすすめ波板を紹介

現在でもさまざまな場所で見かけることの多い建築資材のトタン。安くて軽く、加工もしやすいためDIYにも人気があります。

ベランダやバルコニー、カーポートの屋根がトタン屋根という方もいらっしゃるのではないでしょうか?トタンはホームセンターや通販などでも手軽に購入することが可能なので、破損してしまった場合や経年劣化を起こしてしまった場合は、DIYで張り替えることも可能です。

この記事では、ベランダのトタン屋根をDIYで張り替える手順とおすすめ波板についてご紹介します。

これからベランダのトタン屋根をDIYで交換しようとお考えの方や、どの波板を使おうかと迷っている方はぜひ記事を参考にしてみてください。

ベランダの屋根は風の被害を受けやすい

ベランダ トタン屋根 diy

日本は毎年夏に台風が来るだけでなく、春一番など、強風に見舞われる機会も多いですが、そんな時に被害を受けやすいのがベランダやバルコニーの屋根です。

ベランダの屋根は高所にあり、枠組みに固定されているものの壁がないためあらゆる方向から強風の影響を受けます。

ベランダの屋根に使われているトタンは一枚一枚が大きいため、強風が吹いたときの影響も大きく、時に大きな被害が出てしまうこともあります。

「ベランダの屋根が強風でどこかに飛んでいってしまった」「一部分だけが剥がれてしまい、風が吹く度にバタバタと音がしてうるさい」「何かがぶつかったのか、割れてしまって欠損している」ベランダのトタン屋根にはこのような被害が多く見られます。

トタンは種類によって耐用年数が大きく異なる

ベランダ トタン屋根 diy

ベランダのトタン屋根をDIYで交換しようと考えたとき、まず一番最初にするのがどのトタンを選ぶかということです。

トタンというのは薄い鋼板に亜鉛メッキを施した建築資材のことですが、ベランダなどに使われているのはビニールトタンと呼ばれる塩化ビニール製のものや、ビニールトタンをガラスネットで強化したガラスネット入り塩ビ波板、ポリカーボネイト製のポリカ波板などです。

  • ビニールトタン(塩化ビニール製)…耐用年数1年〜3年
  • ガラスネット入り塩ビ波板…耐用年数5〜7年
  • ポリカ波板(ポリカーボネイト製)…耐用年数7〜10年

それぞれ耐用年数が異なり、上記が耐用年数の目安です。

ガラスネット入り塩ビ波板は見た目はしっかりしているように見えますが、耐用年数はポリカ波板の半分しかありません。

おすすめはポリカ波板

ベランダのトタン屋根のDIYを行うのであれば、おすすめはポリカ波板です。塩化ビニール製のビニールトタンの方が2割程度値段は安くなるものの、頻繁にDIYを行うのは大変です。

そのため、7〜10年ほどの耐用年数があるポリカ波板を選ぶのがおすすめです。

ポリカ波板は耐衝撃性に優れているだけでなく、−40~120℃で使用可能など、耐寒性・耐熱性にも優れています。また、紫外線カット効果もあるのでベランダやカーポートには最適でしょう。洗濯物の色あせや車の日焼けを防いでくれます。

ポリカ波板には色の種類がいくつかあるので、好みのものを選びましょう。自宅の屋根や外壁の色に合わせる、汚れの目立たない色にするなど選び方はさまざまです。

交換の目安は?

ベランダのトタン屋根の交換の目安はどのくらいでしょうか?日の当たり方や風を受ける程度は住宅によっても異なるため、見た目や状態で判断するのがおすすめです。

トタン屋根が破損してしまった、穴があいてしまったという以外にも、経年劣化によって変形した場合や、変色してしまった場合は交換を考えましょう。

ベランダのトタン屋根DIYの手順

ベランダ トタン屋根 diy

それではここからは、ベランダのトタン屋根DIYの手順をご紹介します。

1、道具の準備

ベランダのトタン屋根DIYに必要な道具を用意しましょう。交換用の新しいトタン屋根のほかにも、電動ドライバー、フックボルト、ドライバー、ペンチ、メジャー、金のこぎり、脚立などが必要です。

ベランダのトタン屋根の構造は非常にシンプルで、トタンの上からフックを通し、引っ掛けることで固定しています。

2、採寸

採寸を正確に行わないと、波板をしっかり固定できない可能性があります。施工の精度を高めるためにも採寸は丁寧に行いましょう。

波板

波板には大きく分けると「スレート小波」「スレート大波」「鉄板小波」「鉄板大波」の4つの規格があり、それぞれ形状が決まっています。

ベランダのトタン屋根で使われているのは鉄板小波が一般的です。下記では鉄板小波の形状とサイズをご紹介します。

【鉄板小波の形状】

  • 山の数…20.5(重ね代2.5)
  • ピッチ…約32mm
  • 幅…約655mm(有効幅630mm)

【鉄板小波のサイズ(幅655mm)】

  • 1820mm(6尺)
  • 2120mm(7尺)
  • 2420mm(8尺)
  • 2730mm(9尺)
  • 3030mm(10尺)

新しい波板が何枚必要かは、今使っている枚数を数えるのが一番簡単です。捨てる前に数えるのを忘れないようにしましょう。

波板は重ねる必要がありますが、鉄板小波の場合、2.5山(80mm)以上と重ね代が決まっています。実際に張り替えるときは重ね代を増やすことで長さを調整することが可能です。

留め具

波板を固定する留め具にもサイズがあります。測る位置や図り方を間違えると固定できないこともあるため、波板の厚さや取り付ける枠組みの寸法を考慮しましょう。

留め具にはフック、ボルト、釘、ビスなどの種類があり、枠組みの形や素材に合わせて選びます。留め具の素材にもプラスチック、ステンレス、ポリカがありますが、耐久性のあるステンレスやポリカのものがおすすめです。

3、古いトタンの撤去

準備の工程が終わったら、工具を使って古いトタン屋根の撤去を行いましょう。

大変なのが、トタンを留めているピンを取る作業です。サビたり汚れたり、波板が劣化によって硬化したりして外れにくくなっているため、かなり力を入れないと取れない場合もあります。

ベランダでの高所作業になるため、くれぐれも注意しながら作業を行いましょう。

4、新しいトタンを並べる

古いトタンをすべて撤去したら、枠組みを掃除してから新しいトタンを並べます。

2.5山以上を守って重ねていきましょう。

5、トタンに穴をあける

トタンを並べたら次は固定のための穴をあけます。穴をあける間隔は波板の中央と端で異なり、端は3山間隔で、中央部分は6山間隔で穴をあけましょう。

端がなぜ間隔が狭いのかというと、風を受けやすいため。台風が通過する地域など、強風が多い地域は中央部分も3山で穴をあけて固定したり、重ねる部分を多くするなどの工夫をするようにしましょう。

  • 穴をあけるのは波板の「山」部分
  • 穴は留め具よりも2mmほど大きめに

上記は留め具にフックを使用する場合の穴あけのポイントです。留め具にフックを使用する場合、山部分に穴をあけないと、フックが引っかからないため注意しましょう。

6、すべてのトタンを固定して完成

波板の上からフックを通して、引っ掛けることで固定します。すべてのトタンを固定して、ベランダのトタン屋根の張り替え作業が完了です。

ベランダのトタン屋根DIYの注意点

ベランダ トタン屋根 diy

ここからはベランダのトタン屋根DIYを行う際の注意点をご紹介します。

安全対策をしっかり行う

高所での作業になるため、ヘルメットの着用など、安全対策はしっかり行うようにしましょう。地上のカーポートの場合でも、脚立から落ちれば怪我をします。

ベランダの場合、誤って転落すれば大怪我どころか、死んでしまう可能性もあります。実際、屋根の交換作業中に転落して亡くなってしまった方や大怪我をした方も少なくないため、くれぐれも注意が必要です。

ポリカ波板は裏表に注意する

ポリカ波板は片面のみ「耐候処理」といって、紫外線を受けても大丈夫なように加工がされています。

この裏表を間違えてしまうと、2年位で急速に劣化し、透明度が落ちて変色してきます。

「この面に日光が当たらないようにしてください」などの注意書きシールが貼られているので、間違えないようにしましょう。心配であれば、自分でも目立つ色のテープなどを貼って分かりやすくするといいでしょう。

まとめ

ベランダのトタン屋根は自分で交換することもできますが、高所作業のため無理はしないことが大切です。DIYが難しければ、屋根修理の専門家に依頼するようにしましょう。

ベランダのトタン屋根が破損した原因が台風などの風災であれば、加入している火災保険を使うことで0円で修理ができるケースもあります。

ヤネラボはドローン点検から見積り、火災保険申請サポート、屋根修理までワンストップサービスでご提供していますので、破損や修理、雨漏りなど屋根のことでお悩みでしたらどんなことでもお気軽にご相談ください。

この記事をシェアする

おすすめコラム記事